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米テスラ、「モデルS」でソフト修正-リコール回避に懸命

電気自動車(EV)メーカー、米テ スラ・モーターズは、同社製主力車種の出火をめぐり当局が着手した調 査が何カ月にも及ぶ事態を回避しようしている。当局の調査が長期化す れば、コストがかかる製品更新やEVに対する長期的なイメージ低下に つながる恐れがある。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は19日に自身のブログ で、セダン「モデルS」の車台の位置が高速走行時にも路面近くまで下 がることがないようソフトウエアに修正を加えたと指摘。何かに接触す るなどした場合でも、バッテリーパックが破損したり出火したりするリ スクを減らしたと説明した。だが、運輸省道路交通安全局( NHTSA)はその後、同日の声明で2件の出火事故についてモデルS を調査すると発表した。

仮に当局が、ソフトウエアの修正では不十分で受け入れられないと 判断した場合、モデルSの車台により厚いアルミ製の部品や一段と強固 な金属を使うようテスラに命じる可能性がある。その場合、コストは大 幅に膨らみ、米国一安全な乗用車とのテスラの触れ込みにもダメージと なりかねない。

自動車業界調査会社エドマンズ・ドット・コムのシニアエディタ ー、ビル・ビスニック氏はモデルSについて、「こうしたハイテク車両 にとってリコールは特に恐ろしいシナリオだ。マスクCEOもそれを理 解している」と述べた。

また、バークレイズの自動車アナリスト、ブライアン・ジョンソン 氏は20日付のリポートで、モデルSを全てリコール(無料の回収・修 理)した場合のコストは約1300万ドル(約13億円)に上るとの試算を示 した。

同氏はトヨタ自動車などが意図せぬ車両の急加速問題で注目を浴び て販売に影響が出たことに言及し、「リコールの費用は対応が可能だろ うが、本当に問題なのは出火事故が知られることでモデルSの販売の伸 びにどれだけしわ寄せが生じるかだ」と語った。

原題:Tesla Tweaks Model S to Stave Off Recall Seen Damaging Image (2)(抜粋)

--取材協力:Julie Bykowicz、Mark Clothier、Jeff Green、Alan Ohnsman. Editors: Elizabeth Wasserman, Cecile Daurat

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