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りそなHD社長:ミャンマー進出支援-現地銀との提携も視野

りそなホールディングスはミャンマ ーに進出する日本企業の支援業務を強化する。このほど生産拡大を目指 す企業の拠点開設手続きなどをサポートする体制を整えた。海外事業強 化策の一環で、経済成長が続く同国や周辺アジア諸国で融資拡大などに つなげる狙いだ。現地銀行との提携も視野に入れている。

りそなHDの東和浩社長が20日のインタビューで明らかにした。先 週、同国に国際担当役員らを派遣し、現地の会計事務所や弁護士事務所 と法的手続きの支援などで合意したとしている。東氏は「同国ではイン フラ整備に伴い取引先の進出が出てくる」と見通し、将来的には現地通 貨建ての融資などで「現地銀行との提携も入ってくる」と述べた。

ミャンマーと日本は安倍晋三首相が5月に訪問し、経済関係の強化 を確認した。アジア開発銀行では同国の経済成長率について、2013年は

6.5%、14年は6.8%と予測。同国のヤンゴンには日系企業など取引先支 援を目的に三井住友銀行が12年8月に、三菱東京UFJ銀行とみずほ銀 行も13年にそれぞれ出張所を設置している。

東社長は今年4月からアジア事業拡大に向けてタイ、マレーシア、 インドネシアを訪問した。「活気に溢れている」と経済状況を総括し、 進出済みの企業経営者との面談では「生産設備を拡張したいという日系 企業がいっぱいる」との手応えを得たという。今後はフィリピンなどへ の訪問を計画している。

アジアの11行と提携

りそなは4月に国際事業部を新設し、グループの融資先約9万社を 対象に海外展開ニーズの調査を開始。東氏は「今年度中に1万件の情報 収集を目指しているが、すでに約7000件の相談が寄せられている」と述 べた。また、先週の大阪で開催したミャンマー関連のセミナーには製造 業を中心に企業経営者ら262人が参加したとしている。

りそなは上海、香港、バンコク、シンガポールに駐在員事務所を、 インドネシアに現地法人を構える。ただ、国内基準行であるため海外通 貨建ての融資は現地銀などを通じて行っている。5月に加わったフィリ ピンとマレーシアを含めアジア地域の提携先は11行となった。アジア関 連融資として13年4-9月には約200億円を新規実行した。

りそなHDは12日、14年3月期の連結純利益予想を1850億円(従来 予想は1450億円)に上方修正した。株価上昇や景気回復で株式関係損益 や与信費用が改善したほか、投資信託の販売手数料の増加などが要因。 4-9月の純利益は前年同期比31%減の1221億円だった。

りそなHDの21日の株価は、一時前日比0.6%高を付けた後、3円 (0.6%)安の523円で取引を終了した。

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