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米国株:S&P500が3日続落、議事録は緩和縮小の可能性示唆

米株式相場は下落。S&P500種株 価指数は3日連続で下げた。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表し た連邦公開市場委員会(FOMC、10月29-30日開催)の議事録で、当 局者らが債券購入の規模を「数カ月内」に縮小する可能性があるとの認 識を示したことが明らかになり、売りが出た。

JCペニーは上昇。第3四半期に売上高の減少ペースが和らいだこ とを明らかにした。自社株買いの規模を50億ドル(約5000億円)拡大す ると発表したヤフーも高い。農業機械メーカー最大手のディーアは上昇 した。米国での建設機器の需要増加を背景に、利益見通しが市場予想を 上回った。一方、利益がアナリスト予想を下回ったホームセンター大手 のロウズは下落。

S&P500種は前日比0.4%安の1781.37で終了。ダウ工業株30種平 均は66.21ドル(0.4%)安の15900.82ドルで終えた。

ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの株式戦略・調査責任 者、ポール・マンガス氏は電話インタビューで、「今年の株式相場はか なり堅調なため、高いリターンを得た投資家は決断の時かもしれない。 議事録はFOMCがこれまでに言ってきたことの継続だ」と語った。

S&P500種は年初から25%上げており、年間では10年ぶりの大幅 高になる勢いだ。株価収益率(PER、実績ベース)は15日時点で約17 倍と、2010年5月以来の高水準となっている。

議事録

FOMCの議事録では、当局者らは「労働市場の状況改善に関する 委員会の見通しと整合性がある経済データになり、よって数カ月内の購 入ペース減速が正当化されると、おおむね予想した」と記された。

セントルイス連銀のブラード総裁は12月のFOMC会合について、 「緩和縮小が議論されることは確実だ」と述べた。

ブルームバーグの直近の調査によると、19日現在で投資家5人のう ち4人の比率で債券購入の縮小開始時期が2014年3月以降に先送りされ るとみていることが明らかになった。12月の緩和縮小を予想しているの は20人のうち1人(5%)にとどまっている。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)はこの日、ほぼ変わらずの13.40だった。年初からは26%低下 している。

個別銘柄

JCペニーは8.4%高。マイク・ウルマン最高経営責任者 (CEO)は年末商戦を前に業績立て直しを進めている。

ヤフーは2.9%上昇。成長回復を図る中、株主への還元を強化して いる。

ディーアは2.1%上昇。通期の機器販売は約10%増を見込んでい る。米経済の回復と住宅着工の増加が背景にある。

ロウズは6.2%安。第3四半期の1株当たり利益は47セントと、ア ナリスト予想の48セントに達しなかった。

原題:S&P 500 Drops for Third Day as Fed Minutes Signal Less Stimulus(抜粋)

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