コンテンツにスキップする

FOMC議事録:「数カ月内」に緩和縮小の可能性

米連邦準備制度理事会(FRB) が20日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、10月29-30日開催)の 議事録によれば、政策当局者らは経済の改善に伴い、月額850億ドルで 実施している債券購入の規模を「数カ月内」に縮小する可能性があると の認識を示した。

議事録では、当局者らは「労働市場の状況改善に関する委員会の見 通しと整合性がある経済データになり、よって数カ月内の購入ペース減 速が正当化されると、おおむね予想した」と記された。

10月のFOMCでは、超過準備に対する付利金利(現行0.25%)を 引き下げる是非についても議論された。

議事録によれば、大半の参加者は同金利の引き下げについて「いず れかの時点で検討する価値が出てくる可能性はある。ただしそうした措 置は、政策意図のシグナルとして効果はあるかもしれないが、それを除 けば利点は小さい可能性が高いと概して捉えられた」と指摘した。

政策金利のガイダンス

このほか、政策金利を低水準に据え置く期間のガイダンスとなる経 済的基準について、コミュニケーションをどう明確化もしくは強化する かについても検討がなされた。

議事録では、数人の参加者は、失業率が基準を下回った後にフェデ ラルファンド(FF)金利に関する当局の意図についてより質的な情報 を示せば「一層有益となる可能性がある」との認識を示したと記され た。

さらに、「そうしたガイダンスは、FF金利の適切な引き上げ時期 を評価する上で委員会が考慮するさまざまな情報を示唆し得る」と指摘 した。

景気見通しについて参加者は、経済へのリスクは低下したとする一 方で、「いくつかの大きなリスクが依然存在する」とも指摘。特に財政 の足かせや予算協議の行き詰まりを挙げた。

このほか議事録によれば、金融当局が10月16日にビデオ会議を開催 し、債務上限の引き上げで議会が合意できなかった場合の金融市場への リスクについて協議したことも明らかになった。

議事録では、FOMCとしては対応は金融市場の「実際の状況」次 第であり、「短期金融市場を通じて金融政策の円滑な伝達を促し、市場 機能および流動性の混乱に対応するため行動を起こす可能性がある」と 記された。

原題:Fed Taper Likely in Coming Months on Data, Minutes Show (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE