コンテンツにスキップする

欧州株:一時の下げ消す-米経済指標とECB金利めぐる報道で

20日の欧州株式相場は一時の下げを 消し、前日からほぼ変わらずとなった。米国の小売売上高など経済指標 が注目された。また、欧州中央銀行(ECB)が追加緩和が必要な場合 に中銀預金金利をマイナス0.1%と、通常より小幅に引き下げることを 検討していると、事情に詳しい関係者が明らかにしたことも手掛かり。

ドイツの小売り企業メトロは2.4%上昇。同銘柄の投資判断をバー クレイズが引き上げた。一方、英酒造メーカーのディアジオは1.2%下 げた。同社のアイバン・メネゼス最高経営責任者(CEO)が世界経済 の不透明感が売り上げへの重しとなると指摘した。フランスの通信機器 メーカー、アルカテル・ルーセントは3.5%安となった。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%高の322.91で終了。同指数 は18日に5年半ぶり高値を付けた後、前日は下げ、この日も一時 は0.4%下げていた。ブルームバーグがまとめたデータによると、同指 数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は15.1倍と、2009年末以来 の高水準に近く、10年平均の12.1倍を上回っている。

ランプ・アセット・マネジメント(デュッセルドルフ)で株式運用 に携わるミヒャエル・ボイシュネック氏は電話インタビューで、ECB に関する報道について「消費が促進され、融資が再び回るようにするた めにECBが何でもやるとの姿勢が示され、市場では前向きに受け止め られるだろう」と発言。さらに「金融面からこれが賢明な措置かは分か らないが、マクロ面ならびに最新のインフレ統計に基づき、ECBは本 気で銀行マネーが機能するようにしたいのだろう」と語った。

20日の西欧市場では、18カ国中13カ国で主要株価指数が下落。スペ インのIBEX35指数とギリシャのアテネ総合指数はそれぞれ0.7%下 げた。

米商務省が発表した10月の米小売売上高は前月比0.4%増と、予想 を上回る伸びとなった。同日発表された10月の米中古住宅販売件数は前 月比3.2%減少し、4カ月ぶりの低水準。

原題:European Stocks Little Changed After U.S. Data, ECB Rate Report(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE