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ECB:預金金利マイナス0.1%検討、追加緩和必要なら-関係者

欧州中央銀行(ECB)は中銀預金 金利をマイナスにする場合は通常よりも小幅な引き下げとすることを検 討していると、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、当局者らは市中銀行 が中銀に滞留させる余剰資金への金利をマイナス0.1%と、現在のゼロ から引き下げることを検討している。0.25ポイント未満の金利調整は今 までになく、政策委員らはこの案を検討したものの合意には至っていな いという。

ECBは今週、月央の政策委員会を開く。当局者らはマイナスの中 銀預金金利はデフレ阻止の手段として選択肢の一つだと発言してきた。 一方で、そのような前例のない措置の影響は測りきれないとの指摘も出 ていた。今月の政策決定会合ではリファイナンスオペの最低応札金利 を0.25%に引き下げたものの、中銀預金金利はゼロで据え置いた。政策 委員のバイトマン・ドイツ連邦銀行総裁は一段の金融緩和は賢明ではな いとの見解を示している。

ECBの報道官はコメントを控えた。

ドラギ総裁は7日、ECBは技術的にはマイナス金利を導入する準 備ができていると発言。プラート理事もその後、マイナス金利は可能だ と述べている。

関係者によれば、当局者らはマイナスの中銀預金金利は銀行に余剰 資金の活用を促し融資が増えると期待しているが、一方で預金者に転嫁 できないマイナス金利には銀行の収益性を悪化させるリスクもある。通 常の0.25ポイントよりも小幅な利下げにすれば、金融システムへの悪影 響を最小にとどめながらマイナス金利の政策を試すことができると関係 者の1人が説明した。

ECBの次回の政策決定会合は12月5日。

ABNアムロ・バンクのマクロ調査責任者、ニック・コーニス氏 は、マイナス金利が未踏の領域であることを考えれば小幅な引き下げは 「合理的だろう」とした上で、「ユーロ圏をデフレリスクにさらしかね ないほど低いインフレ率と闘うための追加行動がECBには必要だ」と 付け加えた。

マイナス金利の可能性が報じられた後、ユーロは一時ドルに対し て0.6%下落した。フランクフルト時間午後4時34分現在は1ユーロ =1.3467ドル。

原題:ECB Said to Consider Mini Deposit-Rate Cut If Easing Needed (1)(抜粋)

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