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豪ドルは10%過大評価、中銀は緩和的な政策の維持を-IMF

国際通貨基金(IMF)は、オース トラリア準備銀行(中央銀行)に緩和的な政策を維持すべきだと呼び掛 けた。鉱業投資が鈍化し、豪ドルが10%過大評価されていると指摘し た。

豪経済の審査を終えたIMFは声明で、「成長は弱含み、実質為替 レートは過大評価されたままで鉱業以外のセクターへの重しとなってい る。インフレ率は目標レンジ内にあり、金融政策は引き続き緩和的であ るべきだ」と説明した。

IMF代表団を率いるブライアン・エイトケン氏は20日、シドニー での質疑応答で、豪中銀は2011年終盤から政策金利を計2.25ポイント引 き下げ「多くを実行」してきたが、豪ドル安誘導はできないと述べた。 豪州の政策金利は現在、過去最低の2.5%だが、成長見通しが悪化した 場合は豪中銀に対応の余地があるとも語った。

豪ドルは昨年末までの4年間で50%近く上昇。09年の世界的なリセ ッション(景気後退)で豪州が大打撃を免れたことや、中国主導の商品 投資ブームが成長を促したことが背景だ。

IMFは声明で、豪ドルが「引き続き10%前後過大評価されている ように見受けられる」とコメント。エイトケン氏によれば、米連邦公開 市場委員会(FOMC)で債券購入プログラムの縮小を開始するとの決 定がなされれば、豪ドル安につながる「重要な外的要因」となる可能性 がある。

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