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第一三共の抗凝固剤に標準治療薬と同様の効果-研究報告

第一三共の抗凝固剤「エドキサバ ン」が、これまで60年にわたり標準治療薬として使われてきたワルファ リンと同様の有効性を持つことが分かったとの研究結果が発表された。

米心臓協会(AHA)が19日にダラスで開いた会合での報告によれ ば、エドキサバンが不整脈患者の塞栓(そくせん)症と心臓発作の防止 でワルファリンと同程度の効果を持つことが示された。またエドキサバ ンは大量出血を引き起こす件数がワルファリンより少なく、安全性がよ り高いという。

エドキサバンは承認されれば、米国のジョンソン・エンド・ジョン ソン(J&J)やファイザー、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ、独 ベーリンガーインゲルハイムが既に販売している同種の治療薬とシェア 争いをすることになる。各社は自社の治療薬をワルファリンに代わる標 準治療薬にすることを目指している。アナリストらはエドキサバンの当 初の年間販売額が10億ドル(約1000億円)を上回る可能性はあるとみて いるが、需要拡大ペースは鈍化している。

米スタンフォード大学医科大学院のロバート・ハリントン薬学部長 は、エドキサバンのデータは競合製品と似通っているように思われ、他 の同種薬剤と同じ課題を抱えていると指摘した。

カナダのマックマスター大学薬学部のジェフリー・ワイツ教授は、 エドキサバンなどの新たな抗凝固剤がワルファリンに比べて明らかにリ スクを減らせるわけではないとし、「患者がワルファリンを服用して状 態が安定しているなら、新薬に切り替える必要性は大きくないと思う」 と述べた。

原題:Daiichi Sankyo Blood Thinner Is as Good as Standard Therapy (2)(抜粋)

--取材協力:Michelle Fay Cortez. Editors: Angela Zimm, Andrew Pollack

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