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米FRB議長:債券購入終了後も低金利が長期間続くと予想

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は19日、債券購入プログラムの開始以来、労働市場が大 幅な改善を示したが、指標金利は債券購入終了後も長期間低水準にとど まるだろうとの見解を明らかにした。

同議長は「資産購入の終了後も、フェデラルファンド(FF)金利 の誘導目標はかなりの期間ゼロ近くで推移する見通し」で、失業率 が6.5%の目安を下回った後も「恐らくはしばらくそうだろう」と述べ た。議長はまた、緩和縮小の開始には「多数の経済指標」が必要だと語 った。ワシントンでエコノミストとの会合で講演した。

バーナンキ議長は労働市場の評価では、債券購入第3弾を2012年9 月に開始して以来の「進展の蓄積」と、「持続的な改善の見込み」の双 方を考慮すると説明。最近の雇用統計は「若干期待外れ」だったが、債 券購入プログラムが始まって以来、失業率は計0.8ポイント低下し、雇 用は約260万人増えたと指摘した。

金融当局者は金利急上昇を引き起こすことなく資産購入ペースを緩 和する方法を議論している。金利の急上昇は4年余り続く景気拡大をリ スクにさらしかねない。当局者はまた、月850億ドル(約8兆5000億 円)の債券購入の縮小が利上げが近くなったことを示唆しないと市場の 説得に努めている。

同議長はFRBが資産購入ペースを緩める際は、金利政策への一段 の依存が可能になるほど経済が十分改善したことが理由になろうと述べ た。

先月の連邦公開市場委員会(FOMC)は労働市場の見通しが「大 幅に改善する」まで債券購入を推し進める方針をあらためて表明。ブル ームバーグが今月8日にまとめたエコノミスト32人の予想中央値による と、FRBは来年3月18、19日のFOMCまで緩和縮小に恐らく踏み切 らない見込みだ。

イエレン氏

バーナンキ議長は後任に指名されたイエレン副議長が14日の上院銀 行委での指名承認公聴会で示した見解について、自らの立場に近いと示 唆。「イエレン氏が先週の議会証言で示したように、金融政策へのより 正常なアプローチの最も確実な道筋は、一段と力強い景気回復のために 現在可能な手を尽くすことだという考えに私は同意する」と語った。同 議長は来年1月末に任期を終える。

同議長は講演後の質疑応答では、住宅供給を支援し、金融市場を強 化して消費者のバランスシートを改善することでFRBの政策が中間所 得層を助けていると言明した。

原題:Bernanke Sees Low Interest Rates Long After Bond Buying Ends (3)(抜粋)

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