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中国人民銀,外為市場での日々の介入「基本的に」停止へ-総裁

中国人民銀行(中央銀行)は外国為 替市場での通常の介入を「基本的に」停止し、人民元相場の許容変動幅 を拡大すると、周小川総裁が表明した。時間枠は示していない。

同総裁は中国共産党の第18期中央委員会第3回総会(3中総会)で 決定された改革を説明する文書で、人民元相場の双方向の柔軟性を高め ることを目指し、相場変動幅を「秩序あるやり方で」拡大する方針を示 した。総裁はさらに、国内および海外投資家の投資額の上限を段階的に 撤廃することも明らかにした。また、易綱副総裁は同文書で国内銀行の 預金金利の上限も徐々に廃止すると記している。

周総裁は「為替レート決定で市場の役割を高める。中銀は基本的 に、外国為替市場での通常の介入を行わないこととする」とし、「中銀 は市場の需給に基づいた管理変動相場制の為替システムを確立する」と 表明した。

人民元の交換性向上と金利の自由化が3中総会で決定された改革案 の重要項目だったと、国営の新華社通信が15日に報じていた。共産党は これらの改革を2020年までに達成する方針を表明している。

サンフンカイ・フォーレックスの香港在勤ストラテジスト、ブルー ス・ヤム氏は既に人民元改革は自由化に向かっていたとした上で、今回 の周総裁のような「公のコメントは改革加速を示唆する」と述べた。

ブルームバーグのデータによれば、12カ月物の人民元ノンデリバラ ブル・フォワード(NDF)は総裁のコメントが報じられた後の香港時 間19日午後6時7分現在、1ドル=6.1440元と1カ月で最大の上昇。上 海市場の人民元はほぼ変わらずの1ドル=6.0927元で終了した。

中銀は現在、中心レートの上下1%の範囲内での変動を容認してい る。許容変動幅は2012年4月に2倍に拡大された。07年5月に0.3%か ら0.5%に広げられていた。

総裁は文書で、現行の適格外国機関投資家(QFII)と適格国内 機関投資家(QDII)制度の下での投資枠を徐々に拡大し、最終的に は上限を撤廃するとしている。また、易副総裁によると、個人が海外に 投資することを認める「QDII2」という試験プログラムも中銀は開 始する。

カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマースの香港在勤 ストラテジスト、パトリック・ベネット氏は電話で、「大きな一歩だ」 としながらも時間枠が示されていないことが警戒すべき点だと指摘し た。

原題:PBOC Will ‘Basically’ End Normal Yuan Intervention, Zhou Says(抜粋)

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