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次期FRB議長、緩和縮小による金利急上昇回避が最初の課題

米連邦準備制度理事会(FRB)の イエレン副議長が議長就任後に最初に直面する課題の1つは、債券購入 縮小時の金利の急変動を緩和する方策を見いだすことだろう。

5月と6月に緩和縮小観測が広がり10年物米国債利回りが1ポイン ト余り上昇した後、当局は債券購入の縮小時期をめぐる選択肢を検討し ている。これまでのところ緩和縮小自体が金融政策の引き締めを意味す るものではないとの理解を投資家から得られていないため、市場におけ るボラティリティ(変動性)が高まるリスクが生じている。

イエレン氏は今月14日に上院銀行委員会で開かれた指名承認公聴会 で「われわれは前例のない状況にあり、かつて試されたことのない多様 な政策を実施している。これらの政策をどう実行する意向なのか国民に 説明を試みている」と発言。「進行中の作業であり、時には誤った意思 伝達もあり得る」と付け加えた。

2008年12月に政策金利をゼロ付近に引き下げて以来、米金融当局は 成長促進に向けて債券購入策やフォワードガイダンスに重点を置いてお り、インフレ率が上昇するまでは利上げしないとして、利上げ時期の先 送りを示唆したり、民間の銀行がFRBに預ける超過準備への支払い金 利の引き下げなどの可能性に言及したりしている。

ジェフリーズのチーフ金融エコノミスト、ウォード・マッカーシー 氏は「苦戦している。バランスシート政策へのシフトによって、この政 策の実施の仕方やその伝達方法に関して決定する際に頼りにするものが ほとんどなくなった」と指摘した。

イエレン氏は上院の証言で、不必要なボラティリティを減らしたい との考えを示すとともに「明確に意思を伝えるよう全力を尽くしてい る」と述べた。

原題:Fed Ponders How to Temper Tapering Avoiding Sudden Rate Increase(抜粋)

--取材協力:Rich Miller、Catarina Saraiva. Editors: Melinda Grenier, James L Tyson

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