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豪中銀議事録:金融政策の効果示す兆候-追加利下げ否定せず

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)が19日公表した金融政策決定会合(5日)の議事録によると、一連 の利下げの効果を示す兆候が次々と表れている。中銀は「不快なほど高 い」為替水準に圧迫されている経済の成長を支援するため、追加利下げ の選択肢を維持している。

豪中銀の議事録によれば、「これまでに実施した刺激策の規模を考 慮すれば、引き続きその効果を見極めながら、政策金利を現状で維持す るのが賢明だ。ただ、適切な場合には追加利下げの可能性を排除しな い」との見解が示された。

政策当局者は住宅価格上昇と製造業などの業界を圧迫している通貨 高のバランスを考慮している。豪中銀は投資が減少しつつある資源部門 以外の労働集約的な業界をてこ入れするため、この2年で政策金利を 計2.25ポイント引き下げ、過去最低の2.5%とした。

JPモルガン・チェースのエコノミスト、トム・ケネディ氏(シド ニー在勤)は「豪中銀はなお緩やかな緩和姿勢にある」と指摘。「豪ド ルが下落すれば、資源主導の成長からより従来型セクターへの経済のリ バランスを支援することから、中銀にとって豪ドルの影響は極めて大き い」と述べた。

豪ドルはシドニー時間午後0時22分(日本時間午前10時22分)現 在、1豪ドル=0.9383米ドルに上昇。議事録発表前は0.9365米ドルだっ た。

議事録では「金融政策が金利に敏感なセクターの活動や資産価値を 支えていることを示す兆候が相次いでおり、政策運営に伴うラグ(遅 れ)を考慮すれば、刺激策の効果が当面続く公算が大きい」と指摘され た。

また、「インフレは目標範囲内にとどまっており、豪ドルは以前の 水準を下回っているものの、依然として『不快なほど高水準』にある」 との認識が示された。「メンバーはバランスの取れた経済成長を達成す るために豪ドル下落が必要となる公算が大きいと指摘した」という。

原題:RBA Saw Signs Low Rates Working as It Keeps Cut Option: Economy(抜粋)

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