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債券先物は続伸、20年債入札順調や株安・円高受け-午後に上げ幅拡大

債券先物相場は続伸。国内株安や円 安進行の一服に加えて、きょう実施の20年債入札結果が順調だったこと を背景に買いが優勢となり、午後に上げ幅を拡大した。

東京先物市場で中心限月の12月物は前日比4銭高の144円81銭で開 始し、その後は伸び悩んだが、午後の取引開始後から水準を切り上げ、 一時は145円00銭まで上昇。結局は19銭高の144円96銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の331回債利回 りは横ばいの0.63%で始まり、午前11時前に0.5ベーシスポイント(bp) 高い0.635%に上昇した。午後に入ると水準を切り下げ、0.615%まで低 下した。20年物の146回債利回りは一時2bp高い1.52%と1カ月ぶり高 水準を付けたが、午後は1.505%に戻した。30年物の40回債利回り は1.5bp高い1.67%と10月1日以来の高水準を付けたが、午後2時半す ぎからは1.66%で推移している。

財務省がこの日実施した表面利率1.7%の20年国債(146回債、11月 発行)の入札結果によると、最低落札価格は102円75銭と市場予想を5 銭上回った。小さければ好調とされるテール(最低と平均落札価格の 差)は8銭と前回から1銭拡大。投資家需要の強弱を示す応札倍率 は4.75倍と現行の入札形式となった1987年の4回債以降で最高だった。

SMBC日興証券の山田聡シニアクオンツアナリストは、20年債入 札について「日銀がオペで市場から国債を買い入れている分、需給が締 まり、入札結果は良くなりやすい。20年債利回りが1.5%台に事前に上 昇していたことが奏功した面もある」と分析した。相場については「円 安が一服し、株価が下げていることを背景に債券先物は高くなってい る」と話した。

東京株式相場は下落。TOPIXは前日比0.4%安の1236.86で引け た。一時は1.5%安となる場面があった。東京外国為替市場で円は1ド ル=99円台後半に上昇している。前週末には2カ月ぶり円安値の100 円44銭まで下落した。

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