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イエレン氏注目の労働統計、大半は脆弱ー緩和維持を裏付け

ジャネット・イエレン米連邦準備制 度理事会(FRB)副議長が米労働市場の動向を見る際の目安にしてい る経済統計の半分以上は、リセッション(景気後退)前の水準を下回っ ている。次期FRB議長に指名されている同氏は、より緩和的で長期に わたる政策を支持する可能性が強まっている。

非農業部門雇用者数の伸びは加速し、解雇比率が減速しているもの の、失業率と労働参加率、新規雇用者の比率、自己都合による退職の比 率の4つの統計は依然、2007年12月の前回リセッション突入時よりも悪 い。イエレン氏は今年行った講演で、米金融当局の資産購入プログラム に関連して「労働市場の強さを見極める材料」としてこれら6種類の指 標を挙げた。

米国の労働参加率は35年ぶりの低水準で、労働者は退職や転職に乗 り気ではない。これは労働市場の回復が鈍く、景気拡大を抑制している ことを浮き彫りにしている。

BNPパリバの北米担当チーフエコノミスト、ジュリア・コロナド 氏は「労働市場の回復があまりにも遅く緩慢で、基本的な動向は当局者 の目指している水準に全く達していない」と述べ、「離職状況や採用意 欲、さらに新規雇用への積極性は極めて鈍い」と続けた。

直近の失業率は7.3%と、2007年12月の5%を上回っている。政策 当局者の長期的な目標値は5.2-5.8%。

イエレン氏は14日に上院銀行委員会で開かれた指名承認公聴会で、 失業率について「依然として高過ぎ、これは労働市場と経済動向が潜在 力を大きく下回っていることを反映している」と指摘した。さらに金融 刺激策を性急に引き揚げることはないとの立場を示した。

原題:Yellen’s Labor Gauges Support Easier-for-Longer Policy: Economy(抜粋)

--取材協力:Catarina Saraiva. Editors: Chris Wellisz, Vince Golle

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