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TOPIXが3日続伸、流動性期待で金融堅調-過熱感が重し

東京株式相場は、TOPIXは3営 業日続伸。米国の量的金融緩和策の長期化観測を背景にした流動性相場 への期待が継続し、その他金融や保険、銀行、証券など金融株が業種別 上昇率の上位に並んだ。ゴム製品、鉄鋼株も終日堅調。

ただ、前週の高騰を受けた反動売りの圧力、一部テクニカル指標か ら見た過熱感から上値は重かった。TOPIXの終値は前週末比2.63ポ イント(0.2%)高の1241.67。日経平均株価は1円62銭(0.01%)安の 1万5164円30銭と、3日ぶりに小安く引けた。

しんきんアセットマネジメント投信の山下智巳主任ファンドマネジ ャーは、日本株が年初来高値に接近してきたことで、「5月の上昇相場 で買った投資家が、やれやれ売りを出している」と指摘。ただ、米国の 雇用環境の改善や量的緩和策の長期化期待で投資家のリスク許容度は高 まっており、「上値を試す展開は当面続く」とみている。

連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン次期議長の下で米量的緩 和策が長期化するとの観測から、投資家のリスク資産選好の動きが広が っており、前週末の米ダウ工業株30種平均は連日で最高値を更新。米国 株オプション取引の指標で、投資家の不安心理を示すシカゴ・ボラティ リティ・インデックス(VIX)は12.19と、8月5日(11.84)以来の 低水準となった。

1ドル=100円台での為替の安定もあり、週明けの日本株は買い先 行で取引を開始。日経平均は午前半ばに一時100円以上高くなったが、 先週1週間で1000円以上上げるなど短期的な急上昇の反動もあり、断続 的に売り圧力に押され、その後は上値の重い展開となった。テクニカル 指標で見ても、前週末時点で東証1部の上昇、下落銘柄数の百分比を示 す騰落レシオは過熱を示す120%を超え、日経平均のボリンジャーバン ドもプラス2標準偏差を上回っていた。

ピジョン堅調

東証1部33業種はゴム、その他金融、保険、銀行、証券・商品先物 取引、鉄鋼、サービス、繊維など20業種が上昇。材料銘柄では、ピジョ ンやユニ・チャームなどベビー用品関連株が高い。中国共産党の第18期 中央委員会第3回総会(3中総会)で、1人っ子政策を緩和する方針が 打ち出されたことが分かり、事業環境への好影響が見込まれた。

一方、空運、倉庫・運輸、陸運、鉱業、ガラス・土石製品、非鉄金 属など13業種は下落。個別では、オーバーアロットメントを含め最大 で660万株を売り出すとし、当面の需給悪化懸念が高まったサンリオが 下げた。ミサワホームも下落。ミサワホーム中国や北海道など販売施工 子会社で、建設した一部建物で設計仕様上、適切に施工されていない事 実が発覚したことを受けた。

東証1部の売買高は概算で28億4051万株、売買代金は2兆4854億 円、値上がり銘柄数は809、値下がり789。国内新興市場は、東証ジャス ダック指数が2.2%高の96.69、マザーズ指数が0.9%高の851.69とそれ ぞれ5日続伸した。

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