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ウィズ石見氏のヘッジファンド、年度内に150億円の運用見込む

独立系ウィズ・パートナーズの石見 直樹副社長兼債券運用CIO(最高投資責任者、56)が内外債券と為替 で運用するグローバルマクロ戦略ファンドは、2014年3月末までに運用 資産で150億円規模の確保を目指す。今年8月の運用開始から3カ月間 での運用額は50億円、運用結果は1%と競合ファンドを上回った。

同氏は米ヘッジファンドのミレニアム・マネジメントのアジア部門 から3月に移籍。元本を重視しながら年間10%程度の収益を目指し運用 を開始した。現在の投資家はファンド・オブ・ファンズ(FOF)、保 険、年金、地銀など国内5件。既存投資家から追加投資の要望があるほ か、内外複数のFOFなどが新規投資に興味を示しているという。

ユーリカヘッジによると、15日時点でグローバルマクロ戦略のファ ンド指数は3カ月間で0.58%にとどまっている。また、日本に焦点をあ てた今年の新規ヘッジファンド設定は18本と01年以来で最少で、平均運 用額は5100万ドル(約51億円)となっている。

石見氏によると、同ファンドはボラティリティ(変動性)が高まり 市場に動きがあるときにパフォーマンスが上がるという。ただ、方向性 がないレンジ相場の中でも過去3カ月マイナスの月はなく、「少しずつ 結果を積み上げ、大きなトレンドが出るときに備える」と述べた。米国 が量的緩和の縮小に動くタイミングなどを見極める方針だ。

米金融緩和の縮小時期は来年の1-3月とみており、「金利が動き 始めれば、株、為替にも動きがでてくる」と予想。足元の米国経済の実 態は良く、実際の経済指標など「数字がついてくれば、緩和縮小に向け て市場が先走ってトレンドが出てくる」と分析、こうした局面を捉えて 内外の為替や債券での運用を活発化し、運用収益の拡大を狙う。

石見氏は1981年に旧日本興業銀行に入行、外国為替トレーダーや米 国債券のポートフォリオチームヘッドなどを務めた。その後は野村アセ ットマネジメントやJPモルガン銀行を経て、2012年からミレニアム・ キャピタル・マネジメント・アジアの東京支店でマネージングディレク ターとしてグローバルマクロ運用を担当していた。

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