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中国:国有企業の優位が揺らぐ可能性、市場の役割拡大で

中国の国有企業はこれまで何年も低 利融資に支えられて独占状態を維持してきたが、未来はそれほど安定し たものではなさそうだ。共産党指導部は第18期中央委員会第3回総会 (3中総会)閉幕後の声明で、経済戦略における市場の役割を拡大させ る方針を表明した。

声明はリソースの配分において市場が「決定的な」役割を果たすと しており、UBSの中国担当チーフエコノミスト、汪涛氏は金利やエネ ルギー価格の統制が緩和される可能性が高いとみている。さらに多くの 業界に民間との競争を導入することも改革の選択肢として掲げられた。

国有企業の総資産利益率(ROA)は既に民間企業の半分未満とな っており、中国最大の銀行である中国工商銀行やチャイナ・モバイル( 中国移動)といった企業への圧力が高まる可能性がある。ただ、3中総 会の声明は、政府が「支配的」役割を引き続き果たすとしている。

世界銀行の中国担当ディレクター、クラウス・ローランド氏は「国 有企業はある場合は悪くないかもしれないが、国有企業が主導する経済 は一般的に考えて中国経済の将来像ではないだろう。移行をいかに適切 に実現するかが課題だ」と指摘している。

原題:China State Companies’ Dominance Tested by Increased Market Role(抜粋)

--Kevin Hamlin、Scott Lanman, 取材協力:Aibing Guo、Stephanie Tong、Allen Wan、Jun Luo、Xin Zhou、Nerys Avery、Sarah Chen、ア ンディ・シャープ. Editors: Nick Gentle, Scott Lanman

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