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ケネディ新駐日米大使が着任、初の女性-19日に信任状奉呈式

故ケネディ元米大統領の長女で、初 の女性駐日米大使となるキャロライン・ケネディ氏が15日、着任し た。19日に天皇陛下への信任状奉呈式が行われる。安倍晋三首相との会 談も調整中で、菅義偉官房長官は米政界に人脈を持つ同氏が日米関係の 強化に役割を果たすことへの期待感を示した。

前任のルース氏、ブッシュ前政権下でのシーファー氏に続く民間か らの起用となる。ケネディ氏はオバマ大統領が初当選した2008年の大統 領選からの有力支持者。在日米大使館によると、ケネディ氏は15日、成 田空港で発表した声明で「日米両国の緊密な関係の強化に取り組めるこ とは、私にとって特に名誉なこと」との決意を表明した。

菅義偉官房長官は15日午後の記者会見で、ケネディ氏の着任につい て「心から歓迎したい。新大使がさまざまな分野において新風を巻き起 こして活躍されることを期待したい」と指摘。その上で、「大使と緊密 に協力し合いながら日米同盟をしっかりと一層、発展をさせる、そうし た方向に進めていきたい」との考えを示した。

ケネディ氏はこれまで弁護士、作家などとして活動、夫のエドウィ ン・シュロスバーグ氏との間に3人の子どもを持つ。駐日米大使館ウェ ブサイトなどに掲載されている同氏のビデオメッセージによると、20歳 のとき、叔父のエドワード・ケネディ上院議員と共に広島を訪問したこ とをきっかけに、より良い平和な世界の実現に貢献したいと切に願うよ うになったといい、新婚旅行では奈良と京都を訪れた。

オバマ政権は外交政策でアジア重視を打ち出しており、同地域への 軍事資源のシフトを進め、環太平洋連携協定(TPP)の締結に取り組 んでいる。米国はアジアでの足場を固め、2015年までの5年間で輸出を 倍増する目標の達成につなげたい意向だ。

日米間では現在、年内妥結を目指して参加国間の調整が続いている TPP交渉や、自衛隊と米軍の役割を定めた日米防衛協力指針(ガイド ライン)の再改定、米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問 題などの課題が山積している。

菅氏はケネディ氏の手腕について「大統領はじめ主要な議員の皆さ んとも近い関係と聞いており、日本の立場、日本の考え方をストレート に大統領はじめ政府要人に伝えることができる、そういう意味で非常に 期待している」と語った。

信任状奉呈式は、新任の外国の特命全権大使が天皇陛下に本国の元 首からの信任状を手渡す儀式。

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