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新しい削減目標、原発による削減効果を含めず-石原環境相

石原伸晃環境相は閣議後の記者会見 で、新しい温暖化ガス削減目標について「2020年の原発の稼働状況が見 通せない中、原発による削減効果を含めない形で作成された」と述べ た。

政府は15日、20年度までに温暖化ガスを05年度比で3.8%削減する 目標を決定した。石原氏は「原子力の活用のあり方を踏まえたエネルギ ー政策を検討中であることを踏まえ、現時点でできる限りの目標値」と 説明した。さらに「今後それらの検討の進展を踏まえ見直しをし、さら なる確定的目標」を設定する方針を示した。

環境省によると、今回の目標は温暖化ガスの排出量で約13億トンの 削減になるが、1990年度比では3.1%の増加になる。従来の削減目標は 民主党政権が09年に決定した20年度までに90年度比で25%削減だった。

政府は同日、攻めの地球温暖化外交戦略「美しい星への行動」を発 表した。東日本大震災、原発事故を乗り越え技術革新や普及で先頭に立 つ理念を打ち出した。

革新的な技術開発の促進として官民合わせ5年で1100億ドルの投資 を打ち出したほか、イノベーション加速のため「エネルギー・環境技術 版ダボス会議」を毎年開催する方針を示した。17年度にはアジアを中心 に国別・大都市別の排出量を測定する世界最先端の新衛星の打ち上げを 目指す。発展途上国支援として、13年から3年間に計約160億ドル(約 1兆6000億円)を拠出する。そのうち公的資金は約130億ドルで、先進 国に期待されている支援約350億ドルの3分の1を日本が担うという。

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