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米国株:続伸、最高値更新-イエレン氏が刺激策の継続示唆

米株式相場は続伸。主要株価指数は 最高値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名 されたジャネット・イエレン氏が刺激策の継続を示唆したことが手掛か り。

パルト・グループなど住宅建設関連が大きく上昇。オフィス用品小 売りのオフィス・デポも高い。バンク・オブ・アメリカ(BOA)が投 資判断を「買い」としたことが好感された。一方でシスコ・システムズ などテクノロジー株は下落。同社が示した利益と売上高の見通しはアナ リスト予想を下回った。

S&P500種株価指数は前日比0.5%高の1790.62。ダウ工業株30種 平均は54.59ドル(0.4%)上げて15876.22ドル。

JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバルマーケットス トラテジスト、ジョゼフ・タニアス氏は「明らかに、市場で主な材料に なったのはイエレン氏の証言だ」と指摘。「発言を聞くと、イエレン氏 は少なくともあと2、3カ月は量的緩和を縮小させない可能性が高いと いう市場の見方が確認された。投資家は安心感を若干強めつつある」と 続けた。

イエレン氏は米経済が潜在力を大きく下回っており、そうした状況 で量的緩和を時期尚早に引き揚げるべきではないとの認識を示した。

イエレン氏の公聴会

同氏は14日、上院銀行委員会で開かれた指名承認公聴会で、「支援 をやめないことが重要だ。特に回復が弱々しく、また短期金利がゼロと いう現状で景気が腰折れした場合に金融政策として利用可能な手段が限 られている状況では、支援をやめるべきではない」と述べた。

ブルームバーグが8日、エコノミスト32人を対象に実施した調査の 中央値によれば、連邦公開市場委員会(FOMC)は3月18-19日の会 合で資産購入のペースを月額700億ドルに縮小する見通しだ。

当局の緩和策を背景に、S&P500種は2009年3月の安値から165% 上昇している。

イエレン氏はまた、株式市場に資産価格バブルの兆候は見られない と指摘した。同氏は「株価はかなり力強く上昇してきたが、(株価収益 率など)従来の基準で計れば、株価がバブルのような状況を示唆する領 域にないことが分かるだろう」と述べた。

米労働省の発表によると、先週の新規失業保険申請件数(季節調整 済み)は33万9000件と、前週の34万1000件(速報値33万6000件)から減 少した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央 値は33万件だった。

フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁はこの日、金融当局の主要 責務を物価安定に絞るべきだとの見解を示した。

住宅建設株が高い

S&P500種の業種別10指数では9指数が上昇。公益株が0.9%高と 最大の上げとなった。

S&Pスーパーコンポジット住宅建設指数は3%上昇。構成する11 銘柄全てが上げた。パルト・グループは4.9%高の17.86ドル。レナー は2.7%上げて34.22ドル。D.R.ホートンは2.8%高の19.59ドル。

オフィス・デポは4.5%高の5.62ドル。BOAはオフィス・デポの 投資判断を「買い」に指定し、従来の「アンダーパフォーム」から引き 上げた。

シスコは11%安の21.37ドル。11-1月(第2四半期)の利益と売 上高の見通しはアナリスト予想を下回った。

原題:S&P 500 Extends Record as Yellen Signals Support for Stimulus(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa、Adam Haigh、Jeff Kearns. Editor: Jeff Sutherland

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