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米国債担保でも信用枠で保証必要になる可能性-米当局が検討

米連邦監督当局が検討中の店頭デリ バティブ(金融派生商品)市場のルールで、清算機関は担保として差し 出された米国債を信用枠でカバーすることを義務付けられる可能性があ ることが、業界幹部の話で分かった。

信用危機の深刻化を招いたと批判されるデリバティブ市場の安全網 強化に取り組む米商品先物取引委員会(CFTC)は、米国債を担保と する場合に「事前に決められた極めて信頼のおける資金提供の取り決 め」を求める規制を検討していることをウェブサイトに掲載した文書で 明らかにした。業界幹部3人によると、米連邦準備制度理事会 (FRB)当局者はCFTCの説明について銀行や取引所に対し、債券 が信用枠でカバーされる必要があることを意味すると伝えた。

シカゴ商業取引所(CME)を所有するCMEグループはCFTC に宛てた書簡で、このルールが成立すれば「流動性ファシリティのコス トがほぼ2倍になる。コスト増加分が最終顧客に転嫁されるか、多くの 清算会員が顧客の清算事業から完全に撤退するかのいずれかの結果につ ながる可能性が高い」と指摘した。

FRBの意向に詳しい政府当局者によれば、米国債は最も安全な投 資資産の1つとみなされているものの、政策当局者は危機下での米国債 の現金化に時間がかかりすぎると懸念しているという。

当局の予定に詳しい関係者2人によると、CFTCは今後数日以内 に同案に関して非公式に採決を行う公算が大きい。同委のホールデン報 道官に電話取材を試みたが、返答は得られていない。FRBのハーゲン ボー報道官はコメントを控えた。

原題:Treasuries Face Stiffer Treatment as Collateral Amid Overhaul(抜粋)

--取材協力:Caroline Salas Gage. Editors: Chris Nagi, Nick Baker

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