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ドイツの貿易黒字、EUが調査開始-ユーロ圏回復への影響懸念

欧州連合(EU)の行政執行機関で ある欧州委員会は、ドイツの貿易黒字がユーロ圏各国の景気回復を妨げ ている可能性があるとして、調査を開始した。

欧州委はドイツの経常黒字が、域内で定める対国内総生産 (GDP)比で6%という上限を2007年以降毎年上回っており、ユーロ に上向きの圧力をかけている可能性があると指摘。またドイツの高い貯 蓄率は投資のペースを上回っているとし、国内の個人消費を押し上げる よう求めた。

欧州委は13日公表した域内の経済不均衡に関するリポートで、ドイ ツの黒字は「他の通貨に対するユーロ相場に上昇圧力をかける可能性が ある」と説明。「そうした圧力が目に見える形で現れた場合、周辺国は 国内減速の中で競争力を取り戻すのが一段と難しくなる」と加えた。

欧州委によれば、ドイツを含め16カ国が経済不均衡に関する詳細な 調査の対象となっている。

欧州委はドイツやオランダといった貿易黒字国に対し、投資を増や し、可能な限り貯蓄率を下げるよう要請。フランスやイタリアなどに は、輸出市場でのシェア回復に向けた措置を講じるよう求めた。

原題:EU Probes German Trade Surplus in Push for Broad Growth (1)(抜粋)

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