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ECBのバイトマン氏、低金利には多数の課題が伴う

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会メンバー、ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は13日、低金利には無視 できないリスクが伴うと指摘した。ECBの現行の政策姿勢は適切との 考えも示した。

同総裁はフランクフルトでの講演で、「物価安定の見通しを考える とECBの緩和的な金融政策は正当化されるものの、低金利環境がもた らす多数の課題を見落としてはならない」と語った。

ECBは7日に政策金利を過去最低の0.25%に引き下げた。10月の ユーロ圏インフレ率が0.7%に落ち込んだことを受けて行動したが、政 策委員23人のうち、バイトマン氏とドイツ出身のアスムセン理事を含む ほぼ4分の1のメンバーが利下げに反対したと中銀当局者2人が同日に 述べていた。

バイトマン氏はこの日の講演で、「マイナスの実質金利が恒久化す ることがなく、また金融政策が政治や金融市場の人質にならないことを 確実にするのが重要だ」とも語った。

低金利によるドイツ国民の貯蓄への打撃に理解を示しながらも、 「ドイツの預金者を狙ったものではない。低リスクで投資したい人間は 皆、低く実質マイナスの金利を我慢しなければならない。イタリアもス ペインも同じだ」と述べた上で、「金利が永久にこの水準にとどまるわ けではないことを認識しなければならない」と付け加えた。

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