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アジア・太平洋株式サマリー:香港・中国株下落、3中総会に失望

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。ハンセン指数は10週間ぶり安値となった。中 国指導部が改革を協議する第18期中央委員会第3回総会(3中総会)の 閉幕後、政策の詳細を示さなかったことで失望が広がった。

中国工商銀行(1398 HK)が3.6%下げるなど、中国本土の銀行株が 安い。中国最大のインターネット企業、テンセント・ホールディングス (騰訊、700 HK)は4%安。馬化騰会長が同社株のバリュエーション (株価評価)が「恐ろしいほど」高いと発言したと報じられ売られた。 中国の靴小売り、百麗国際(1880 HK)も値下がり。ゴールドマン・サ ックス・グループは同社株の投資判断を引き下げた。

ハンセン指数は前日比437.58ポイント(1.9%)安の22463.83と、 9月4日以来の安値で終了。ハンセン中国企業株(H株)指数は 同2.7%安の10276.61で引けた。

キムエン証券(香港)のセールストレーディング担当ディレクタ ー、アンドルー・サリバン氏は、「かなり多くの人が実行可能な措置が 講じられると期待し、3中総会の声明の前にポジションを積み増した が、そうならなかった。市場はただ失望している」と指摘した。

【中国株式市況】

中国株式市場で、上海総合指数は約7週間ぶりの大幅下落。共産党 の第18期中央委員会第3回総会(3中総会)で景気減速を防ぐ政策変更 の詳細が打ち出されなかったことから、投資家の失望を誘った。

中国石油化工(SINOPEC、600028 CH)や石炭会社の中国神 華能源(601088 CH)を中心にエネルギー株が下落。平安銀行(000001 CH)や中国民生銀行(600016 CH)も安い。一方、南京航天晨光 (600501 CH)と北京航天長峰(600855 CH)は共に10%高。政府が国家 安全戦略の改善に向け委員会を創設する方針を表明したことが手掛かり となった。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は、前日比38.83ポイント(1.8%)安の2087.94で終 了。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI300指数は同2.2%安 の2288.12。

交銀国際の洪灝ストラテジスト(香港在勤)は、3中総会には「細 部でがっかりさせられた」と指摘。「今後数日間は個別の政策について 詳細を耳にするかもしれないが、ポジションを積み上げるのは時期尚早 だ。現在の焦点は依然としてポートフォリオのリスク削減だ」と述べ た。

【インド株式市況】

インド株式市場では、指標のS&Pセンセックス指数が7営業日続 落し、5週ぶり安値を付けた。前日発表された10月のインフレ率が予想 を上回ったほか、9月の鉱工業生産が予想に届かなかったことが嫌気さ れた。

時価総額でインド最大の銀行、HDFC銀行は5週間ぶりの安値で 取引を終え、たばこ会社ITCも売られた。一方、同国の医薬品メーカ ーの中で時価総額最大のサン・ファーマシューティカル・インダストリ ーズは上昇。同社は四半期決算発表を控えている。

ムンバイ市場でのセンセックス指数は前日比87.51ポイント (0.4%)安の20194.40で終了。この日は方向感のない取引に終始し た。

9月の鉱工業生産は前年同月比2%増と、ブルームバーグがまとめ たエコノミスト37人の予想中央値(3.5%増)を下回った。

10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比10.09%上昇。エコ ノミスト40人を対象にした別の調査の中央値によれば、14日発表の10月 の卸売物価指数(WPI)は前年同月比6.95%と、伸び率は9月 の6.46%から加速したと見込まれている。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比73.92ポイント(1.4%)安 の5319.18。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比31.92ポイント(1.6%)安の1963.56。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比91.00ポイント(1.1%)安の8104.26。

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