コンテンツにスキップする

英中銀は15年に利上げ検討も-失業率7%見込む時期を前倒し

カーニー総裁率いるイングランド銀 行(英中央銀行)は、失業率が同中銀が利上げを検討する上で目安とす る7%の水準まで低下するとみる時期を、従来の予測から前倒しした。 英経済は「堅調に」回復しており、インフレ率は低下しているとの認識 を示した。

英中銀は13日に公表した四半期物価報告で、失業率が2015年7-9 月(第3四半期)に7%に低下する確率は50%を超えているとの見通し を示した。同中銀はこれまで、そのような状況は16年4-6月(第2四 半期)までないとみていた。

カーニー総裁は記者会見で、8月に導入したフォワードガイダンス (時間軸政策)について「金融政策委員会(MPC)は極めて満足して いる」と述べ、「景気回復ならびに英国が現在経験しているタイプの回 復にとって適切な政策だ。英国では先進国の中で1、2位を争うような 力強い回復が進んでいる」と続けた。

英中銀はフォワードガイダンスで、失業率が7%に低下するまでは 刺激策縮小を検討しない方針を示している。ただ、この失業率の水準に ついてはあくまで政策見直しのタイミングを計る目安だと説明、金融を 引き締める「引き金」ではないと強調している。この日発表された7- 9月期の失業率は7.6%だった。

英中銀はまた、短期的なインフレ見通しを引き下げ、消費者物価上 昇率が15年1-3月(第1四半期)までに中銀目標の2%を若干下回る 水準まで低下すると予想。成長率見通しは前回報告と同水準に据え置い た。経済のスラック(たるみ)の度合いが不明であることからこれらの 見通しには「下振れリスク」があり、一方失業率に関しては「上振れリ スク」があるとの見解を示した。

原題:Carney Signals Rate Increase Possible in 2015 as U.K. Recovers(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE