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デフレ寄せ付けまい、武器ふりかざす中銀-行き過ぎてバブルか

世界の中央銀行にとって、株価と住 宅価格を押し上げる方が物価を押し上げるより簡単なようだ。

ガソリンやコーヒーなどの値下がりは消費者にとって朗報な一方、 物価上昇率が低下するディスインフレは借金返済を困難にし企業利益を 圧迫する。物価が下落するデフレに至ればもっと危険だ。家計は将来の 値下がりを見込んで購入を先送りし、製品が売れなくなった企業は投資 と採用を控える。

ピアポント・セキュリティーズ・ホールディングスのグローバルス トラテジスト、ロバート・シンチ氏は5日、ブルームバーグラジオとの インタビューで、「ディスインフレが世界的に根付きつつある気配が明 らかにある」と述べた。

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめ、世界の 金融当局者らは低金利と量的緩和でデフレを防ごうとしている。中銀が 演出した株価と住宅価格の上昇が消費者と企業の信頼感を高め、成長と インフレ率を押し上げるという計算だ。しかし、ディスインフレの中で 中銀はこの取り組みを継続または強化せざるを得ず、株や不動産の価格 を持続不可能な水準まで押し上げてしまうリスクが出てきた。

ルービニ・グローバル・エコノミクスのヌリエル・ルービニ会長は 「最終的にはバブルに至るような資産インフレを引き起こす流動性の 壁」を7日のブルームバーグテレビジョンの番組で指摘している。

原題:Central Banks Risk Asset Bubbles in Battle With Deflation Danger(抜粋)

--取材協力:藤岡 徹、John McCormick. Editors: Melinda Grenier, James L Tyson

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