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【個別銘柄】前田建や東洋エンジ急落、パイオニア急伸、ツガミ高い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

前田建設工業(1824):前日比7.8%安の654円。2014年3月期営業 利益予想を58億円から63億円へ5億円(8.6%)増額修正した。6日に 4-9月(上期)営業利益予想を14億円から27億円へ13億円(93%)増 額すると発表していたものの、通期ベースでの増額幅は上期の上振れ分 に比べると低水準にとどまった。

東洋エンジニアリング(6330):8.1%安の375円。14年3月期営業 利益予想を100億円から20億円に下方修正すると13日午前11時半に発 表。新規案件の受注時期の遅れで売上高が減少するほか、インドネシア 肥料プロジェクトで工期挽回のための追加費用計上も響く。ブルームバ ーグ・データによるアナリスト5人の営業利益予想の平均値は92億円だ った。6円を計画していた期末配当は3円とした。

三井住友フィナンシャルグループ(8316):1.6%高の4945円で、 東証1部の売買代金首位。14年3月期純利益見通しを5800億円から7500 億円に増額修正した。株式関連損益や与信関係費用の改善などが貢献す る。ブルームバーグ・データによるアナリスト19人の同予想平均は6967 億円だった。同社は年間配当予想についても110円から120円に引き上げ た。

パイオニア(6773):22%高の202円。4-9月期営業損益は5 億7000万円の黒字と、従来予想のゼロから上振れた。カーエレクトロニ クスでOEM(相手先ブランドによる生産)の売り上げが想定を上回っ たほか、販管費の抑制も寄与した。三菱UFJモルガン・スタンレー証 券では、会社計画超過はポジティブな印象だとし、過度な悲観後退で株 価は短期リバウンドの可能性があると指摘した。

太平洋セメント(5233):4.9%高の431円。14年3月期営業利益見 通しを従来の480億円から640億円に増額修正した。前期比では57%増へ 増益率が拡大する。国内のセメント、資源品などの販売数量が増加する ことが寄与する。ブルームバーグ・データによるアナリスト11人の予想 平均値は576億円だった。同時に期末配当予想を2円から3円に引き上 げることも公表した。

日本化学工業(4092):12%安の147円。14年3月期営業利益予想 を従来の9億円から3億6000万円へ下方修正した。前期は14億円の赤 字。円安による輸入原材料の価格上昇に加え、国内での価格転嫁が進ま なかったことが響く。

牧野フライス製作所(6135):4.4%高の792円。野村証券では投資 判断を「中立」から「買い」へ引き上げた。航空機・自動車向けに受注 が堅調で15年3月期の大幅増益を予想。来期営業利益予想を60億円か ら88億円、再来期を70億円から100億円にそれぞれ増額した。新たな目 標株価は890円。

ツガミ(6101):8.7%高の550円。4-9月営業利益は前年同期 比86%減の8億円だった。中国経済の回復の遅れなどが要因。ただ、 JPモルガン証券では、14年3月期業績は依然として下振れリスクがあ るものの、業績面ではボトムアウトした可能性が高いと分析。投資判断 の「オーバーウエート」を継続した。

三井倉庫(9302):3.2%安の479円。4-9月営業利益は前年同期 比8.1%減の22億円と、従来計画26億円から下振れた。一時費用の発生 などで倉庫事業が減益となったことが利益全体を押し下げた。据え置か れた通期計画(62億円)に対する第2四半期までの進ちょく率は35%。

セイコーホールディングス(8050):9.4%高の502円。4-9月の 営業利益は前年同期比43%増の87億円と、従来計画45億円を92%上回っ た。利益率の高いウオッチ事業が前年同期比21.8%増と順調に推移した ことが要因。14年3月期営業利益予想は従来の100億円から前期比2.4倍 の130億円へ引き上げた。

ニチハ(7943):8.1%高の1488円。14年3月期の営業利益見通し を従来の83億円から93億円に増額修正した。前期比では30%増へ増益率 が拡大する。主要事業の窯業系外装材事業を始め販売数量が想定を上回 ることが寄与する。同時に期末配当予想を12円50銭から17円50銭に引き 上げた。

オイシックス(3182):6.3%高の3890円。4-9月期の営業利益 は前年同期比20%増の3億6800万円だった。定期宅配サービス「おいし っくすくらぶ」の会員数が増加、収益柱で食品、食材の直販を行うEC 事業の売り上げが伸びた。前期比13%増の8億2700万円とする14年3月 期計画は維持。

ファーストエスコ(9514):1万円(17%)高の6万7800円でスト ップ高。7-9月営業利益は前年同期比3.4倍の3億5900万円だった。 日田、白河ウッドパワーの木質バイオマス発電所が高稼働率を維持、太 陽光発電所のソーラーフィールド日田も順調で売り上げが伸びた。前期 比58%増の8億8000万円とする14年6月期計画に対する進ちょく率 は41%。また、12月末株主を対象に1株を100株に分割、売買単位を100 株とする単元株制度を採用することも公表した。

ユーグレナ(2931):4.4%安の1399円。14年9月期営業利益は1 億7600万円と、前期比変わらずの水準を計画した。食品、化粧品素材と しての「ユーグレナ(ミドリムシ)」の販売など主力のヘルスケアを中 心に売上高は49%増の31億円を見込むが、広告宣伝費や研究開発費など 将来投資を積極化することが重しとなる。

--取材協力:Yuko Takeo. Editors: 堤紀子, 丸田不可志

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