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プラチナ不足、過去14年で最大に拡大か-パラジウムは縮小へ

プラチナ需要が今年、1999年以降で 最も供給を上回るとの見通しを、英ジョンソン・マッセイが示した。宝 飾業者と自動車メーカーによる購入が鈍化するものの、工業用と投資需 要が増加するためとしている。パラジウムについては、消費が供給より 速いペースで減少することから不足分が縮小すると予想されている。

ジョンソン・マッセイが12日発表したリポートによると、自動車メ ーカーのプラチナ購入が2009年以降で初めて減少すると見込まれるもの の、化学や電気、ガラス関連業界の需要が増加し、投資も過去最高水準 に達すると予想されている。このため、不足は78%拡大し60万5000オン スとなる見込み。パラジウムについては、自動車の触媒コンバーター (浄化装置)向け購入が過去最高水準に達する一方、ロシアの在庫売却 が減少するとみられるものの、電気関連や宝飾品向け、投資需要が落ち 込むため、不足は36%縮小し74万オンスになると予測されている。

景気改善に伴い自動車の排ガス浄化装置向け需要が拡大するとの観 測を背景に、プラチナとパラジウムのパフォーマンスは今年、金と銀を 上回っている。鉱山ストの影響で南アフリカ共和国からの供給が減少し ていることに加え、ロシア政府がパラジウム在庫の売却を控えているこ とから、これらの貴金属は12年以降、供給不足が続いている。ジョンソ ン・マッセイによると、来年も不足が続く可能性が高い。

プラチナ現物相場は年初来で6.8%下落し1オンス当たり1435.30ド ル。ジョンソン・マッセイは、向こう半年間、1360-1580ドルで推移 し、平均は1465ドルと予想している。パラジウムは年初来で6.9%上昇 し同752.40ドル。今後半年の取引レンジは680-815ドル、平均は760ド ルと見込んでいる。

原題:Platinum Shortage Most in 14 Years as Palladium Deficit Narrows(抜粋)

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