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アトランタ連銀総裁:債券購入縮小の前にインフレ率上昇望む

米アトランタ連銀のロックハート総 裁は、月額850億ドル(約8兆4700億円)の債券購入を縮小させる前 に、インフレ率が当局の目標である2%に向けて加速するのが望ましい との考えを示した。

総裁は12日、ブルームバーグラジオのインタビューでインフレ率に ついて、債券購入縮小の前に「目標に向かう幾らかの動きを見たい」と 述べた。インフレ率は「安定しているが、低過ぎる」とし、上昇すれば 「今後進展しかねない下振れシナリオに対応しているのではないという 自信をある程度得ることができる」と語った。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト32人を対象に8日実施し た調査の中央値では、連邦公開市場委員会(FOMC)は3月18-19日 の会合で債券購入の規模を月額700億ドルに縮小すると見込まれてい る。

ロックハート総裁は、自身が債券購入縮小を検討する上で注目する のは主に雇用とインフレの指標だと説明。双方とも「当局が目指す責務 に沿った水準からは程遠い」と述べた。

その上で、「12月の会合で、ある程度の購入縮小議論が行われる可 能性は十分にある」と指摘。インフレは重要な判断材料になるが、「た った一つの動向」を基に決定されることはないとも述べた。

インタビュー後に行ったアラバマ州モンゴメリーでの講演では、 「引き続き力強い刺激策」の実施を呼び掛け、来年の成長率が2.5- 3%になると予想した。

同総裁は「成長加速を達成するには、2つの展開を目にする必要が あると思う。まずは消費活動が回復し、次に財政の足かせが弱まるとい う展開が必要だ」と指摘した。

さらに、講演後に記者団に対し、債券購入の縮小について、12月17 -18日の会合も含めて今後のFOMCで議題にすべきだと発言。債券購 入の縮小後も刺激策を維持する方針を投資家に明示する必要があるとも 述べ、同じ会合で金利に関する「フォワードガイダンス」の情報伝達を 変更することもあり得ると述べた。

原題:Fed’s Lockhart Wants to See Higher Inflation Before Taper (3)(抜粋)

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