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NY外為:ドルは対円で2カ月ぶり高値、米経済指標の好調で

ニューヨーク外国為替市場ではドル が対円で上昇。2カ月ぶり高値を付けた。米国の景気拡大に勢いが付き 始めた兆候を受け、ドルの魅力が高まった。

ドルは主要16通貨の大半に対して上昇した。シカゴ連銀が発表した 9月の全米活動指数が上昇。前週に発表された雇用者数は予想を上回っ た。日本の国内総生産(GDP)統計の発表を前に円は安い。米10年債 利回りは9月18日以来の高水準となった。

ゲイン・キャピタル・グループのシニア為替ストラテジスト、エリ ック・ビロリア氏は電話インタビューで、「これは相場の安定化で、ド ルはかなり買い支えられているようだ。対円でのドルはレンジを上抜 け、米国債利回りとの関係が強まっているみたいだ」と指摘した。

ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で0.5%高の1ドル =99円64銭。一時は99円80銭と、9月13日以来の高値を付けた。前 回100円を付けたのは9月11日。対ユーロでは0.2%下落して1ユーロ =1.3436ドル。円は対ユーロで0.7%安の1ユーロ=133円87銭。

主要10通貨に対するドル相場を反映するブルームバーグ米ドル指数 は0.1%上げて1022.05。一時は9月13日以来の高値となる1025.01に上 げた。

米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上 昇の2.77%。日本の10年債利回りは0.59%。

ポンド

ポンドは対ドルと対ユーロで3日続落。英政府統計局(ONS) が12日発表した10月の消費者物価指数は前年同月比2.2%上昇と、9月 の2.7%上昇から減速。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミ スト34人の調査中央値2.5%上昇も下回った。イングランド銀行(英中 央銀行)は13日に四半期物価報告を公表する。

ポンドは対ドルで0.5%安の1ポンド=1.5905ドル。一時は1.5855 ドルと、9月13日以来の安値を付けた。対ユーロでは0.8%下落。

全米活動指数は0.14に上昇した。前月は0.13に修正された。前週に 発表された10月の非農業部門雇用者数は20万4000人増と、ブルームバー グがまとめた調査の全予想を上回った。

みずほフィナンシャルグループの米為替セールス責任者、ファビア ン・エリアソン氏は電話インタビューで、「先週の統計を受け、ドルは 他の通貨よりも堅調で、今週もその流れが続いているようだ。ドルの全 面的な強さが続いている」と語った。

短期金利や国債利回り、社債利回り、株式相場のボラティリティな どを加味したブルームバーグ米金融状況指数は0.4%上昇の1.825と、終 値ベースでは1994年1月の指数導入以降で最高となった。

円安

円は主要通貨の大部分に対して下落した。内閣府が13日発表する GDPは0.4%増と、前四半期の0.9%増から減速が見込まれている。

クレディ・アグリコルの外国為替戦略の欧州責任者、アダム・マイ ヤーズ氏は「数日以内にドルが100円に達する可能性は高い。米国の金 融緩和の縮小が早まるとの思惑からドルは対円で上昇するだろう」と述 べた。

同氏はドルが6カ月以内に103円、1年以内に105円に上昇するとの クレディ・アグリコルの見通しを示した。ドルは2008年10月以来、105 円に達していない。

ブルームバーグが8日に32人のエコノミストを対象に行った調査で は、来年3月18、19日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で 債券購入規模が現在の850億ドル(約8兆4200億円)から700億ドルに縮 小されるとの見方(予想中央値)が示された。10月17、18日に40人のエ コノミストを対象に行った調査と同様の結果だった。

先進10カ国・地域通貨で構成するブルームバーグ相関加重指数によ れば、ドルは年初から4.3%上昇。円は11%安、ユーロは6.5%上げてい る。

原題:Dollar Rises to 2-Month High Versus Yen on Fed Bets; Kiwi Drops(抜粋)

--取材協力:Ken McCallum、Kevin Buckland、Candice Zachariahs、Masaki Kondo、Neal Armstrong. Editors: Kenneth Pringle, Dave Liedtka

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