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ドルは下落へ、米金融当局が想定以上に緩和継続-BNYメロン

バンク・オブ・ニューヨーク・メロ ン(BNYメロン)は、米金融当局が市場の想定以上に緩和的な金融政 策を続け、ドルは今後、ユーロや円に対して下落するとみている。

BNYメロンのマネジング・ディレクターでチーフ為替ストラテジ ストのサイモン・デリック氏は12日に都内で行われた懇談会で、ドルが 対ユーロで今後3カ月間に1ユーロ=1.38ドルまで下落し、今後1年間 で1.45ドルを試す可能性があると語った。対円では今後3-5カ月に、 1ドル=93円から95円程度で推移すると予想している。

デリック氏は、「米国は今後数年の間に何としても財政問題を解決 していく方に力を入れるが、そのためにも金融緩和を進めることは助け になる」と指摘。「短期的にも、米国の金融政策は今年人々が想定して いる以上に緩和的にとどまるだろう」と語った。

ブルームバーグがまとめた為替予測調査によると、ドルは来年、対 ユーロで1.28ドル(予想中央値、以下同じ)、対円で110円まで上昇す ると予想されている。12日午後2時55分現在は、それぞれ1.3388ドル前 後、99円56銭前後となっている。

デリック氏は、米量的緩和の縮小開始時期について、12月の可能性 は低く、来年1月も債務上限問題の協議が続いていることを考えると、 3月の可能性が高いと予想。一方、フェデラルファンド(FF)金利の 引き上げについては、2015年の遅い時期になるとの見通しを示した。

円については、日本銀行の量的緩和にもかかわらず、日本の投資家 による対外証券投資が活発化していない状況を考えると、「今後かなり の円安を期待するのは心配だ」と話した。また、「ユーロ存亡の危機は もうなくなっていると思う」とし、「今後数年間を考えても、ドルに取 って代わる最大のリザーブ通貨はユーロだ」と語った。

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