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ブラックストーンや富豪ら、タンカー投資拡大-米燃料輸出増

世界最大の代替資産運用会社、米ブ ラックストーン・グループをはじめ、資産家のウィルバー・ロス氏やジ ョン・フレドリクセン氏らがタンカーの保有を増やしている。米国の燃 料輸出急増を利益につなげることを目指している。

ブラックストーンの「タクティカル・オポチュニティーズ・ファン ド」のプリンシパル、ジャスビンダー・ハイラ氏(ニューヨーク在勤) は10月31日の電話インタビューで、同ファンドが過去2年間に船舶関連 資産の「数億ドル」相当の株式に投資したことを明らかにした。この合 弁事業は昨年、ガソリンなどの燃料を運搬するタンカー9隻に出資した ほか、液化石油ガス(LPG)の中型運搬船の保有で2位のエレットソ ン・ガスの海運能力増強にも投資した。ブラックストーンの別の複数の ファンドは、米国の港湾間で燃料を運搬する企業を保有している。

米国では原油・天然ガス生産が約30年ぶりの高水準に達している。 同国では大半の原油輸出が禁止されているため、燃料運搬船が投資を引 き付けている。海運業界全般が低迷する中、燃料運搬船の需要は拡大し ている。海運業界の投資家としては最大の資産を保有するフレドリクセ ン氏は、これまでで最多の船舶を保有。米投資会社WLロスの創業者で あるロス氏は、2012年10月にLPG海運会社の支配権を獲得した。その 約1年前には複数の石油製品輸送タンカーに投資している。

アークティック・セキュリティーズ(オスロ)のアナリスト、エリ ック・ニコライ・スタブセス氏は「彼らはいずれも海運業界が泥沼から 引き上げられていると考えている」と指摘。「米国のエネルギー事情の 変化を背景に燃料やガスのほか、化学製品を輸出可能な企業も海運業界 で投資先としての魅力が高まっている」と述べた。同氏が推奨する株式 の過去1年間のリターンはプラス24%となっている。

原題:Blackstone to Billionaires Boost Ship Bets on U.S. Fuel: Freight(抜粋)

--取材協力:Moming Zhou. Editors: Philip Revzin, Dan Weeks

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