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ウニクレディトCEO:10-12月利益は前期比横ばいの見通し

イタリアの銀行、ウニクレディトの フェデリコ・ギッツォーニ最高経営責任者(CEO)は同行の10-12月 (第4四半期)利益が前四半期とほぼ同水準になるとの見通しを示し た。イタリア国内の景気後退で低調なローン需要が続くと予想した。

11日の同行発表資料によれば、7-9月(第3四半期)は融資によ る利益が縮小し、純利益が前年同期比39%減の2億400万ユーロ(約271 億円)になった。ブルームバーグがまとめたアナリスト14人の予想平均 は1億9100万ユーロ。

ギッツォーニCEOは11日の決算発表後にブルームバーグテレビジ ョンとのインタビューで、「今年はこの先もかなりの困難な年になると 思う」と述べ、「第4四半期は前四半期とほぼ同水準になろう。ローン 需要は低く、イタリア国内のリスク費用はかなり高い」と説明した。

欧州中央銀行(ECB)による資産査定を控え、同CEOは財務基 盤強化に向け経費削減と不良債権引当金の積み増しを進めている。 ECB政策委員会のメンバー、イタリア銀行(中銀)のビスコ総裁は1 週間ほど前、同国の銀行はさらなる不良債権処理を迫られる可能性があ ると述べている。

ウニクレディトによると、9月末時点の貸倒引当金は15億5000万ユ ーロと、1年前の17億4000万ユーロを下回っている。狭義の中核的自己 資本(コアTier1)比率は9月末に11.7%と、6月末時点の11.4% から上昇した。

インベスティトーリSGRで最高投資責任者(CIO)として25億 ドル(約2490億円)相当の資産運用に携わるエマヌエレ・ビッツィーニ 氏はミラノから電話インタビューに応じ、「銀行の資産査定が近づく中 で投資家は引き続き信用の質に注目する」とし、「銀行システム全体に 影響を及ぼし得るウニクレディトとインテーザ・サンパオロの自己資本 は既に十分な水準に達しており、ECBの査定に向け準備は整ったとみ ている」と語った。

ウニクレディトの7-9月期の純金利収入は32億5000万ユーロで、 前年同期の35億3000万ユーロから減少。トレーディング収入も前年同期 比39%減の4億300万ユーロに落ち込んだ。総収入は同8.5%減の57 億2000万ユーロ。

原題:UniCredit CEO Sees Fourth-Quarter Profit Flat on Italy Downturn(抜粋)

--取材協力:Francesca Cinelli. Editors: Mark Bentley, Dan Liefgreen

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