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自動ブレーキ体験中に衝突事故、マツダ「CX-5」-原因調査中

自動運転や安全技術の車両搭載が進 む中、埼玉県内で10日、マツダ車両の自動ブレーキ体験試乗中に衝突事 故があり、2人が重軽傷を負った。

埼玉県警によると、事故があったのは埼玉県深谷市のマツダ系ディ ーラーが開催した新車試乗会場で、SUVの「CX-5」がスタート地 点から15メートル先にあるフェンスに衝突。運転していた会社員が頸椎 (けいつい)捻挫、助手席にいたマツダ系販売店の男性が腕骨折で全治 2カ月の重傷を負った。

試乗は7メートル先につるしたウレタン製の障害物を感知して自動 ブレーキが作動するのを体験するものだったが、この障害物を通過し、 さらに約6メートル先のフェンスに衝突した。埼玉県警によると、試乗 会では事故前にも数人が同じ車両を使って自動ブレーキ体験をしてお り、問題なく停止していたという。

埼玉県警では、運転時の速度を含め、車両の不具合や運転操作ミス の可能性など原因を調査している。マツダ広報担当の渡辺誠氏は「事故 の状況や原因などは現在、警察が調査しており、その調査に全面的に協 力する」とともに、「今回の事故を受けて再発防止に努め徹底してい く」とコメントした。

マツダの渡辺氏によると、CX-5は10月17日にマイナーモデルチ ェンジをしてから自動ブレーキ機能を標準搭載しているが、事故を起こ した車両の詳細については確認中という。自動ブレーキでは赤外線レー ザーで障害物を感知して、時速30キロメートル以下で走行していれば衝 突を回避、もしくは被害を低減する。

マツダのCX-5は12年2月の発売。日本自動車販売協会連合会の 統計によると、前期(13年3月期)の国内販売台数は4万台余りで、今 年4-10月は2万1000台超。

各社が開発を加速

自動ブレーキや車間距離を保って走行するクルーズコントロールな どの自動運転技術は、自動車メーカー各社が開発を加速させており、新 型車を中心に搭載を進めている。

9日には政府と大手3社が国会周辺で自動運転技術搭載車両の公道 実証実験を実施。安倍晋三首相はトヨタ自動車、日産自動車、ホンダの 各車両に試乗後、「急カーブとか車線変更、自動走行が難しいと言われ ている分野において、さすがに日本の技術は世界一だなと体で感じた」 と記者団にコメントしていた。

--取材協力:広川高史. Editors: 浅井秀樹, 淡路毅

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