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米国株:上昇、ダウ平均は最高値更新-祝日で商い薄い

米株式相場は上昇。ダウ工業株30種 平均は過去最高値を更新した。この日は小売企業の決算を控えた様子見 姿勢や今後の金融緩和策を見極める動きも広がった。

トランスオーシャンが高い。投資家カール・アイカーン氏と配当な どに関して合意したことが好感された。バイオ医薬品のバイロファーマ は大幅高。アイルランドの製薬大手シャイアーは、バイロファーマを 約42億ドルで買収することで合意した。ベスト・バイはUBSによる投 資判断引き上げを好感して上昇。一方でKKRは下落。同社は造園会社 ブリックマン・グループを16億ドルで買収することで合意した。

S&P500種株価指数は前週末比0.1%高の1771.89。ダウ工業株30 種平均は21.32ドル(0.1%)上げて15783.10ドル。この日はベテランズ デーの祝日で米国債市場は休場だった。

パイオニア・インベストメント・マネジメント(ボストン)の運用 担当者、ジョン・キャリー氏は「暇な日もたまには良い」とした上で、 「市場参加者は向こう数週間、金融当局が年内に緩和縮小開始を決定す るかどうか注目するだろう。好決算のトレンドが続くようであれば、株 価上昇の支援材料となる」と続けた。

S&P500種は先週、週間で0.5%上昇し、5週連続高となった。こ れは2月以来の長期上昇局面。

企業決算動向

予想を上回る企業決算や大規模な金融緩和策を受け、S&P500種 は2009年3月の安値から160%余り上昇している。

ブルームバーグのデータによると、S&P500種の構成銘柄でこれ までに四半期決算を発表した449社のうち75%で利益がアナリスト予想 を上回った。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、同指 数構成銘柄の1株利益は、第3四半期に4.7%増、第4四半期は6.2%増 が予想されている。

フェデレーテッド・インベスターズのチーフ株式ストラテジスト、 フィル・オーランド氏(ニューヨーク在勤)は「第3四半期の決算シー ズンは再びポジティブサプライズだったといえる」とし、「シーズン 前、市場は悲観的になり過ぎていた」と続けた。

小売り決算見通し

ニューズ・コープはこの日の通常取引終了後に決算を発表した。 S&P500種構成銘柄でこの日決算を発表したのは同社のみ。小売企業 では今週、ウォルマート・ストアーズやメーシーズ、ノードストロムな どの決算発表が控えている。ホーム・デポの決算発表は19日。

イグニス・アセット・マネジメントの米株ファンドマネジャー、ア リソン・ポーター氏は「ホリデーシーズンは活気に欠ける可能性があ り、市場参加者は消費の力強さを見極めたいと考えている」と指摘。 「個人消費はかなり抑えられている。ウォルマートやホーム・デポとい った小売り大手の決算発表が控えているが、そこで消費が上向いてきて いるか確かめたい」と続けた。

S&P500種の業種別10指数では6指数が上昇した。トランスオー シャンは3.6%高の55.37ドル。

バイロファーマは26%高の49.42ドルと、2000年4月以来の高値。 シャイアーの11日発表によると、同社はバイロファーマ株1株につき現 金50ドルを支払う。

原題:U.S. Stocks Rise as Dow Boosts Record on Earnings, Stimulus Bets(抜粋)

--取材協力:Devin Banerjee、Danielle Kucera. Editor: Jeremy Herron

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