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オバマ大統領は再選後歴代3位の株高を享受-持続性には疑問符

オバマ米大統領は医療保険改革法に 基づいてスタートした保険サイトの不具合やスパイ活動をめぐる騒動を よそに、再選を果たした大統領としては屈指の株価上昇を享受してい る。ただ、株高が持続しない可能性を示す兆しが強まっている。

ブルームバーグの集計データによると、S&P500種株価指数は今 年に入って24%上昇し、1930年代以降の大統領再選後の上昇率としては クリントン、レーガン両大統領の再選後に続いて年間ベースで3番目の 大きさ。オバマ大統領の就任以降の同指数の上昇率は108%で、株式市 場の価値は10兆ドル(約990兆円)増えた。

オバマ政権下での株高持続は、米連邦準備制度理事会(FRB)に よる量的緩和策やゼロ金利政策に加え、2008年に底打ちした企業収益が その後倍増したことが要因だ。しかし、就任直後に始まった上昇局面は 既に強気相場の平均持続期間を1年近く超過しており、バリュエーショ ン(株価評価)は13年に18%上昇している。加えて、FRBの緩和縮小 見通しで借り入れコストは上昇する恐れがあることから、オバマ政権下 でのさらなる相場上昇を見込むことは一段と厳しい状況だ。

スタイフェル・ニコラウスのファンドマネジャー、チャド・モーガ ンランダー氏は今月6日の電話インタビューで、「オバマ大統領の就任 は市場が完全に混乱していた極めて異例のタイミングだった」と指摘。 「今年の上昇で相場はよく言っても適正水準にある。一層の高値を目指 すには、経済見通しが改善して収益見通しが現状より良くなる必要があ る」と付け加えた。

原題:Obama Stocks Among Best After Re-Election as Bull Market Tested(抜粋)

--取材協力:Cordell Eddings、Alexandre Tanzi. Editors: Chris Nagi, Lynn Thomasson

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