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【個別銘柄】NTT上昇、クボタが急伸、ネクソンや新電元は急落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

NTT(9432):前週末比2.9%高の5270円。発行済み株式総数 の14.09%の自己株式を15日に消却することや期末配当予想を80円か ら90円に引き上げることを発表。クレディ・スイス証券では、自己株消 却や増配を期待した新たな買いが入っていた痕跡はなかったと思われ、 今回の決算は新たな買い材料となるだろう、と指摘した。

クボタ(6326):4.9%高の1594円。2014年3月期営業利益予想を 従来の1600億円から1900億円に増額した。主力の農業機械が伸長したこ とや円安も考慮した。ブルームバーグ・データによると、アナリスト20 人の事前の同予想平均は1693億円だった。三菱UFJモルガン・スタン レー証券では通期計画の上方修正について、市場コンセンサスを上回り ややポジティブな印象、と指摘した。

ネクソン(3659):21%安の877円で、東証1部値下がり率首位。 1-9月営業利益は前年同期比31%増の504億円だった。半面、JPモ ルガン証券では、会社側の10-12月ガイダンスは中国事業を主因として 売上高と営業利益が事前の期待値を大幅に下回ったと思われ、ネガティ ブな印象だと分析。中国事業への懸念が台頭したことにより、投資判断 を「オーバーウエート」から「中立」へ引き下げた。

シチズンホールディングス(7762):7.1%高の722円。14年3月期 営業利益見通しを195億円から210億円に増額修正した。時計やデバイス 事業などが順調で計画を上回るほか、円安効果も貢献する。同時に発表 した4-9月営業利益は前年同期比23%増の95億円と、従来予想80億円 を上回った。

丸紅(8002):4.2%安の716円。野村証券は投資判断を「買い」か ら「中立」へ引き下げた。8日午後に同社が発表した4-9月純利益は 同証券予想と同水準となったなどとしながらも、買収したガビロン社の 収益貢献は見込みを下回っており、ネガティブな印象とした。

古河機械金属(5715):3.1%高の202円。11日午後2時に14年3月 期営業利益予想を従来の47億円から57億円へ増額修正した。前期比で は69%増へと増益率が拡大する。想定為替レートを円安方向に見直した ほか、復興需要を背景にユニック部門の増収も貢献する。

クレディセゾン(8253):4%高の2618円。4-9月(上期)経常 利益は273億円と、事前計画を24%上回った。貸倒関連費用の減少や販 売用不動産の前倒し売却、受取配当金の増加が理由。 クレディ・スイ ス証券では、上期決算の株価へのインパクトはポジティブと指摘。市況 が良化している不動産事業は予想以上の利益を確保できる可能性があ り、14年3月期利益に上振れ余地があるとした。

オリンパス(7733):2.3%安の3000円。14年3月期営業利益見通 しを710億円から725億円に増額した。医療事業が好調に推移しているこ とが要因。ただ、会社側の新計画はブルームバーグ・データによるアナ リストの同予想値平均773億円には届かなかった。

フジ・メディア・ホールディングス(4676):5.9%高の2032円。 同社や三井不動産(8801)、鹿島(1812)の3社が、カジノを含む総合 型観光リゾートを東京都港区の台場エリアで計画していることが分かっ たと、ロイター通信が報道。同リゾートによるビジネスチャンス拡大へ の期待が高まった。

ティラド(7236):13%安の262円。14年3月期純利益予想を30億 円から15億円に下方修正すると発表。上期(4-9月)に米国司法省と の司法取引契約締結に伴う罰金が発生したため。従来3.3倍だった増益 率は64%増に縮小する。

新電元工業(6844):11%安の585円。4-9月(上期)営業利益 は前年同期比28倍の59億7000万円だった。会社側では14年3月期営業利 益計画110億円(前期比3.3倍)を据え置いた。ただ、みずほ証券では、 上期実績は大きなサプライズはないとした上で、下期については太陽光 発電用パワーコンディショナーの受注低迷やアジア通貨に対する円高傾 向などが負担になるとして会社計画未達を予想。さらに15年3月期は増 益率が鈍化する可能性が大きいと分析した。

日新製鋼ホールディングス(5413):5%高の1397円。8日午後に 公表した4-9月(上期)経常利益129億円について、三菱UFJモル ガン・スタンレー証券では同証事前予想の30億円を大きく上回ったこと を受け、ポジティブな印象と評価。12年度下期に低迷していた鉄鋼事 業、ステンレス事業ともに大幅な収益改善が確認できる内容とした。

日本トムソン(6480):8.8%安の468円。11日午後1時に発表され た14年3月期業績予想修正で、営業利益を30億円から12億円へ減額し た。中国経済の成長鈍化など世界経済の回復力の弱さを勘案したことが 要因。同時に発表した4-9月営業利益は前年同期比37%減の6億円 と、従来計画の11億円から下振れ。

古河電気工業(5801):7%安の226円。同社が8日に公表した4 -9月(上期)営業利益は前年同期比30%増の113億円と、従来計 画(115億円)を1.3%下回った。野村証券では、上期は数字に驚きはない が、金属やエネルギー・産業機材などを中心に会社計画を下振れて内容 はあまり良くないと指摘。同証券による14年3月期と15年3月期予想を 下方修正した。

日阪製作所(6247):2.3%高の923円。発行済み株式総数の3.24% にあたる100万株(金額12億円)を上限に自己株式を取得すると11日午 後に発表した。取得期間は12日~14年2月28日で、株式需給改善などが 期待された。

テレビ東京ホールディングス(9413):4.3%高の1733円。4-9 月(上期)営業利益は前年同期比2.1倍の23億8700万円。広告出稿など スポット収入の増加、「モヤモヤさまぁ~ず2」のビデオグラム販売な どソフトライツ収入の伸びを受け主力の地上波放送事業の損益が改善、 BS放送の堅調も寄与した。上期動向、アニメ事業収支の上振れ見込み で14年3月期計画は34億800万円から前期比2.2倍の39億円に上方修正し た。

タチエス(7239):6.4%安の1380円。4-9月営業損益は1 億8200万円の赤字だった。前年同期は48億2200万円の黒字。売り上げ面 で、カナダ子会社での生産終了や中国での受注減少の影響を受け、利益 面では新工場や新モデルの立ち上げに関する先行費用負担があった。先 行費用負担と合理化の遅れで、14年3月期の営業利益計画は52億円から 前期比44%減の34億円に下方修正した。

--取材協力:Yuko Takeo. Editors: 堤紀子, 院去信太郎

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