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中国の緩やかな景気回復、3中総会で習指導部の改革を後押し

中国経済は2013年10-12月(第4四 半期)に入って製造業と輸出がの伸びが加速しており、向こう10年間の 経済改革を決める第18期中央委員会第3回総会(3中総会)に集まった 共産党指導部に自信をもたらしている。

中国国家統計局の9日の発表によれば、10月の工業生産は前年同月 比10.3%増と、予想を上回る伸びとなり、製造業の投資も増えた。税関 総署が8日発表した10月の輸出は市場予想を上回る回復を示した。

金利や地方政府債務、土地所有などの問題で改革を実行できなけれ ば、所得増加や農村から都市への大規模な人口移動促進を目指す党の目 標を妨げる恐れがある。習近平国家主席ら共産党指導部は12日、3中総 会の閉幕に当たって経済改革の青写真を打ち出す。国務院発展研究セン ターは、経済における政府の役割の抑制や財政制度の調整、外国投資の 促進の必要性を主張している。

スタンダードチャータードの大中華圏調査責任者、スティーブン・ グリーン氏(香港在勤)は「最近のデータは全て緩やかな景気回復を示 唆しており、指導部は今後数カ月は心配せずに中期的な改革に重点を置 くことができる」と指摘。「問題は中期的な課題への対応で十分に説得 力のあるプランをまとめられるかどうかだ」と付け加えた。

3中総会には閣僚や軍当局者、国有企業幹部など共産党の指導部 約370人が出席。4日間の日程終了後に改革の行程表を盛り込んだコミ ュニケを発表する。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)によると、改革には一人っ子政 策の緩和や地方の土地使用権の見直し、地方政府による債券発行の認可 などが盛り込まれる可能性がある。みずほセキュリティーズアジアは戸 籍制度改革などの都市化促進の政策や、中央・地方政府間の財政責任の バランス調整を予想している。

国営新華社通信が今月9日に報じたところによると、中国共産党中 央党校の王懐超教授は、改革の必要性に関する意見の不一致は見当たら ないと述べ、「議論されるのは改革の順序と度合い、手法についてだ」 と指摘した。

原題:China’s Economic Recovery Gives Boost to Xi Amid Reform Summit(抜粋)

--取材協力:Scott Lanman、Regina Tan. Editors: Nerys Avery, Scott Lanman

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