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マドフ受刑囚が最後にすがったJPモルガンの融資-破綻回避で

バーナード・マドフ受刑囚が創業 した証券会社バーナード・マドフ・インベストメント・セキュリティー ズは、巨額ねずみ講事件で同受刑囚が逮捕される直前、米銀JPモルガ ンに2億ドル(約198億円)の融資を求めた。要請を撤回しない限り、 融資は承認される運びだったとマドフ受刑囚の口座を管理していたJP モルガン・チェースの元バンカーが、マンハッタンの連邦地裁で明らか にした。

JPモルガンを昨年退職したマーク・ドクトロフ氏は7日、バーナ ード・マドフ・インベストメント・セキュリティーに勤務し、詐欺をほ う助した罪で起訴された元社員、ダニエル・ボンベンター被告の裁判 で、同被告が2008年11月、米国債を担保に信用枠(1億ドル)の2倍の 融資に応じるようJPモルガンに求めたと証言した。

ドクトロフ氏は08年11月17日付の電子メールで、バーナード・マド フ・インベストメント・セキュリティーズについて、「彼らの資金繰り は順調だ。割安資産に投資する流儀に従って今の市場を投資の好機と考 えている」と銀行に説明した。

JPモルガンへの融資要請は、ねずみ講の破綻を回避するために現 金の確保を目指すマドフ受刑囚の土壇場のあがきであり、融資申請のプ ロセスでボンベンター被告が果たした役割は、被告の詐欺への関与を示 す多くの事例の一つだと検察側は主張している。

ドクトロフ氏は、08年2月ごろからマドフ受刑囚が逮捕された同 年12月まで渉外担当のマネジャーを務めていた。巨額ねずみ講で中心的 役割を果たした投資顧問部門の存在を当時は承知しておらず、マドフ受 刑囚のJPモルガンの口座がそのために使われていた事実も知らなかっ たと証言。受刑囚本人とも面識はないと述べた。

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