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パナソニック:1000億円規模のM&Aも、業績改善を背景に

4-9月の業績好調で構造改革の加 速を図るパナソニックは、次の成長に向けた種まきにも意欲的だ。財務 体質の改善で1000億円規模の大型買収・合併(M&A)案件も不可能で はないと河井英明最高財務責任者(CFO)がブルームバーグの単独取 材に明らかにした。

河井氏は8日、構造改革が「計画を上回るペースで進んでいる」と し、「1000億規模のM&Aができる財務体質にある」と述べた。10月31 日に発表したトルコの配線器具会社の株式取得を例に、注力する住宅や 車載関連事業で新興国進出を加速する動きがあると明らかにした。

構造改革に2年間で約2500億円を投じると3月に宣言した津賀一宏 社長。今上半期の業績好調で改革を前倒す余裕が出てきた。好調に推移 する住宅や車載関連事業で2018年ごろまでにそれぞれ現在の倍近くにあ たる2兆円の売り上げ規模を目指しており、M&Aを積極的に活用する ことを視野に入れている。

10月31日の上半期の決算発表では、トルコの配線器具メーカーのヴ ィコを買収すると発表。住宅関連で人口の増加が見込める地域を念頭に 海外進出を加速させている。

河井氏は特に、海外での生産拠点や販路の獲得に関心が高いと明ら かにした。具体的案件の検討については「戦略上で必要な場合」に実施 することで、「相手やタイミングがあっての話」と述べるにとどめた。

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