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今日の国内市況(11月8日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は続落、欧州利下げと決算反応-金融弱い、DeNA売られる

東京株式相場は続落。欧州の予想外の利下げで為替がユーロ安・円 高方向に振れ、今後の国際的な資金の流れ、国内企業業績の先行きに不 透明感が広がった。業種別では保険やその他金融など金融株、小売や非 鉄金属、陸運、輸送用機器株も安い。

決算発表で減益、利益水準の伸び悩みを確認した銘柄への売り圧力 も強まり、売買代金上位ではディー・エヌ・エー、エイベックス・グル ープ・ホールディングスが急落。ニコンも売られた。

TOPIXの終値は前日比8.31ポイント(0.7%)安の1176.42、日 経平均株価は141円64銭(1%)安の1万4086円80銭。

しんきんアセットマネジメント投信運用部の藤本洋主任ファンドマ ネジャーは、直近発表された企業決算は想定通り好調だが、ポジティブ サプライズは少ない印象と指摘。「期待先行できただけに、相場を押し 上げる動きにはなりにくい」と話した。下期の不透明感、出尽くし感か ら売り優勢になったが、「失望する内容ではない」とも言い、

●長期金利は半年ぶり低水準、ECB利下げや米債高-超長期債に買い

債券相場は上昇。長期金利は一時0.58%と約半年ぶりの低水準を付 けた。前日の海外市場で、欧州中央銀行(ECB)が予想外に利下げを 決定したことを受けて、米国債相場が上昇した流れを引き継ぎ、超長期 債などを中心に買いが優勢となった。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の331回債利回 りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.585%で始まった後も買い優 勢の展開がしばらく続いた。一時は1bp低い0.58%と、5月7日以来の 低水準を付けた。午後に入ってからは下げ幅を縮め、変わらずの0.59% で推移している。

超長期債は日中を通して堅調に推移。20年物146回債利回り は1.455%、30年物40回債は1.605%まで、それぞれ一時2bp低下した。

JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は 「昨日のECB利下げに加えて、米株下落や米金利低下の流れを受けて 円債も買われている」と指摘。「超長期債は、これまで買いを手控えて いた生保などが10年債利回りの低下を受けて、買いに入っているもよ う」と述べた。

●ドル・円は98円前半、米雇用統計控えこう着-仏格下げでユーロ売り

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=98円台前半で推 移。海外時間に10月の米雇用統計の発表を控えて、こう着感の強い相場 展開となった。

午後3時25分現在のドル・円相場は98円10銭前後。前日の海外市場 では対ユーロでのドル買いや7-9月の米国内総生産(GDP)が予想 以上の伸びとなったことを受け、一時9月20日以来の水準となる99円41 銭までドル高・円安が進んだ。その後は、米国株の反落や米長期金利の 低下を背景に97円台後半までドルが売られるという激しい動きとなった が、この日の東京市場では98円04銭から98円26銭までの値動きにとどま った。

IG証券の石川順一マーケットアナリストは、米雇用統計について 「個人的には、良かった場合にマーケットが素直に受け止めるかどうか に注目している」と指摘。「雇用改善期待を背景とした米緩和縮小観測 で、米金利反発、ドル買いが素直な反応となるが、今回の統計は政府機 関閉鎖の影響で信頼性が問われており、ファーストアクションのドル買 いが続かず、ドル売り基調が強まるか見たい」と話した。

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