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長期金利は半年ぶり低水準、ECB利下げや米債高で-超長期債に買い

債券相場は上昇。長期金利は一時

0.58%と約半年ぶりの低水準を付けた。前日の海外市場で、欧州中央銀 行(ECB)が予想外に利下げを決定したことを受けて、米国債相場が 上昇した流れを引き継ぎ、超長期債などを中心に買いが優勢となった。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の331回債利回 りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.585%で始まった後も買い優 勢の展開がしばらく続いた。一時は1bp低い0.58%と、5月7日以来の 低水準を付けた。午後に入ってからは下げ幅を縮め、変わらずの0.59% で推移している。

超長期債は日中を通して堅調に推移。20年物146回債利回りは1.455 %、30年物40回債は1.605%まで、それぞれ一時2bp低下した。

JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は 「昨日のECB利下げに加えて、米株下落や米金利低下の流れを受けて 円債も買われている」と指摘。「超長期債は、これまで買いを手控えて いた生保などが10年債利回りの低下を受けて、買いに入っているもよう 」と述べた。

東京先物市場で中心限月の12月物は前日比11銭高の145円20銭で始 まった後、一時15銭高の145円24銭まで上昇し、中心限月としては4月 8日以来の高値を付けた。午後に入って伸び悩み、3銭安の145円06銭 に値を下げる場面もあった。引けにかけては持ち直し、結局、横ばいの 145円09銭で終了した。

バークレイズ証券の丹治倫敦債券ストラテジストは、「前日から相 場が強かった流れにECBの利下げが加わって買われやすく、朝から金 利の低下余地を試す展開になっている。海外金利の低下と円高も効いて いる」と説明した。

7日の米国債相場は上昇。ECBが政策金利を引き下げたため、米 国債の相対的な投資妙味が高まった。米10年債利回りは前日比4bp低下 の2.6%程度。一方、米株相場は反落した。

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