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米ディズニー株が下落、7-9月期のCATV部門減益を嫌気

世界最大のエンターテインメント会 社、米ウォルト・ディズニーの株価が7日の時間外取引で下落。この日 発表した7-9月(第4四半期)決算では、同社にとって最大の収益源 であるESPNなどを手掛けるケーブルテレビ(CATV)部門が減益 となった。

ディズニーの株価は決算発表を受けて一時3.2%下落し65ドルを付 けた。7日の通常取引終値は前日比2.7%安の67.15ドル。年初来で は35%高と、ダウ工業株30種平均の19%高を上回る値上がりとなってい る。

同日の発表資料によると、ESPNやディズニー・チャンネルなど を含むCATV部門の利益は7%減少。ウェッジ・パートナーズのアナ リスト、マーティン・ピッコネン氏は、フットボールや野球の番組制作 費用の増加が業績を圧迫したと指摘した。同部門は通常、ディズニーの 利益の4割を稼いでいる。

ロバート・アイガー会長兼最高経営責任者(CEO)は7日の電話 会議で「スポーツ番組のリーダーとして君臨し続けるESPNの価値を 引き続き確信している」とコメントした。

7-9月期の純利益は13億9000万ドル(約1370億円、1株当たり77 セント)と、前年同期の12億4000万ドル(同68セント)から12%増加。 テーマパーク事業や消費者向け商品、映画製作部門の伸びが寄与した。

1株利益はブルームバーグが集計したアナリスト27人の予想平均 (76セント)を上回った。売上高は7.3%増の116億ドル。アナリストの 予想平均は114億ドルだった。

部門別業績

テーマパーク・リゾート部門の利益は15%増え5億7100万ドル、売 上高は8.5%伸びた。米国内のテーマパークでの新しいアトラクション の導入が寄与し、来場者の支出が増えチケット価格の引き上げも可能に なった。

消費者製品部門の利益は30%増の3億4700万ドル、売上高は14%増 えた。「プレーンズ」や「モンスターズ・ユニバーシティ」などの人気 映画が消費者製品部門の成長につながったと同社は説明した。

映画製作部門はジョニー・デップ主演映画「ローン・レンジャー」 の興行収入低迷と損失を乗り越えた。利益は1億800万ドルに増加し、 売上高は7.4%増えた。傘下のマーベルが手掛けたスーパーヒーロー映 画「アイアンマン3」は2013年の映画興行収入トップで、世界全体で は12億2000万ドルに上った。アイガー会長はブルームバーグテレビジョ ンで、ルーカスフィルムがディズニーの傘下に入って以来初めて製作す る映画「スター・ウォーズ」シリーズの次回作は15年12月18日に公開さ れる予定だと述べた。

原題:Disney Falls After ESPN Division Registers Rare Profit Decline (抜粋)

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