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丸紅:5年ぶり最高益、上期23%増益-アベノミクス円安で

丸紅が8日発表した2013年4-9月 期連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比23%増の1118億円だ った。08年度上期に計上した1064億円を上回り、過去最高益となった。 フィリピンでの水道事業など新規投資案件からの利益貢献があった電 力・インフラ部門が拡大したほか、円安による利益押し上げ効果も寄与 した。

同日会見した松村之彦・常務執行役員最高財務責任者(CFO)は 「銅など金属資源市況の下落といったマイナス要因はあったが、新規案 件の収益貢献、円安の影響で全体では史上最高益となった」と説明し た。円安による利益押し上げは純利益増益分の半分強にあたる130億円 程度あったという。

一方、松村CFOは7月に買収した米穀物会社ガビロンの今期 (2014年3月期)の利益貢献の見通しが「54億-55億円程度にとどま る」と述べた。当初は150億円を優に超える利益貢献を見込むと説明し ていたが、買収に関連して見込んでいた100億円強の評価益の計上が来 期にずれ込むためという。

ガビロン買収によって丸紅の保有する資産を一部統合すること で100億円強の一過性利益の計上を今期に見込んでいたが、これが来期 にずれ込む。昨年の干ばつの影響で穀物トレードのマージン低下を招 き、採算が悪化したことも響く。

ただ、豪鉄鉱石の権益追加取得に絡む負ののれん利益計上で金属部 門の利益見通しが80億円上振れることなどから、今期の純利益予想 は2100億円の期初予想を据え置いた。進ちょく率は53%だった。

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