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米国株:反落、予想以上のGDP拡大で緩和策縮小観測

7日の米国株は反落。朝方発表され た米実質国内総生産(GDP)が市場予想を上回る伸びを示し、金融当 局が緩和策を縮小するとの見方が広がった。欧州中央銀行(ECB)は この日、利下げに踏み切った。

簡易ブログ運営のツイッターは上場初日となったこの日、新規株式 公開(IPO)価格を73%上回って引けた。携帯電話向け半導体最大手 クアルコムは下落。四半期売上高見通しがアナリスト予想を下回った。 自然食品小売り大手のホール・フーズ・マーケットも安い。利益予想を 引き下げたことが嫌気された。

一方、米百貨店のJCペニーは5.6%上昇。月間ベースの既存店売 上高が2年ぶりに増加した。

S&P500種株価指数は1.3%下げて1747.15。ダウ工業株30種平均 は152.90ドル(1%)安の15593.98ドル。

ブリンマー・トラストのアーニー・セシリア最高投資責任者 (CIO)は、「相場は変動しやすいだろう」と述べ、「この日は明る い経済ニュースが入ってきたが、8日には雇用統計が控えている。予想 よりも良好な経済統計が発表されて緩和策の縮小が近く実施されるので はという不安はある」と続けた。

ダウ工業株30種平均は前日に最高値を更新した。景気の弱さは緩和 策の継続を正当化するとの見解を金融政策当局者が示したことが影響し た。

米GDP統計

米商務省が発表した第3四半期の実質GDP(季節調整済み、年 率)速報値は前期比2.8%増加した。ブルームバーグ・ニュースがまと めたエコノミストの予想中央値は2%増だった。第3四半期の個人消費 は1.5%増と、2011年以降で最も小幅な伸びにとどまった。

金融当局は資産購入の縮小を決定する前に、景気回復が続くことを 示すさらなる証拠を待つ必要があるとの判断を示している。

米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み) は33万6000件と、前週の34万5000件から減少した。8日に発表される10 月の雇用統計では12万人の雇用増が見込まれている。失業率は7.3%へ の上昇が予想されている。

ECBはフランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節 手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最 低応札金利を0.5%から0.25ポイント引き下げ0.25%とすることを決め た。4年ぶりの低インフレを受けて物価安定の責務遂行が危うくなった と判断した。

ツイッターが上昇

ツイッターは73%高の44.90ドル。同社IPOの規模は7000万株 で、1株26ドルだった。赤字経営のツイッターはユーザー数がフェイス ブックの5分の1程度だが、モバイル広告など拡大する市場で急成長し そうな企業への投資家の強い関心により恩恵を受けている。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)はこの日9.8%上昇して13.91だった。

S&P500種のセクター別(全10業種)はいずれも下落した。消費 財株や通信サービス株、エネルギー株が特に下げた。

クアルコムは3.8%安。10-12月(第1四半期)の売上高見通し は63億-69億ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は70 億1000万ドルだった。

ホール・フーズは11%安。同社は2014年9月通期の1株当たり利益 は一部項目を除くベースで最大1.69ドルと予想。従来予想では最大1.72 ドルだった。アナリストの予想平均では1.73ドルとなっている。

原題:U.S. Stocks Drop as GDP Fuels Stimulus Concern; Twitter Soars(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa. Editors: Jeff Sutherland, 西前 明子

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