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欧州株:総じて安い-ECB利下げは低成長の長期化を示唆

7日の欧州株式相場は総じて安い。 欧州中央銀行(ECB)は大方の予想に反して政策金利を引き下げ、ユ ーロ圏の経済成長が長期にわたり弱いことを示唆した。米経済指標を手 掛かりに米金融当局が債券購入ペースを縮小するとの見方も強まった。

ドイツのハイデルベルクセメントは3.8%下落。第3四半期の7% 減益が嫌気された。フランスのコンサルティング会社ビューローベリタ スは3.6%下げた。同社の四半期売上高がアナリスト予想に届かなかっ た。一方、独エンジニアリング会社シーメンスは3.4%上昇。利益が予 想を上回った同社は、自社株購入計画も発表した。スイス再保険 は1.9%高。第3四半期純利益が予想以上だったことが買い材料。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%未満安い323.23で終了。一時 は1.5%上げた。騰落比率は2対3だった。

ランプ・アセット・マネジメント(デュッセルドルフ)で株式運用 に携わるミヒャエル・ボイシュネック氏は、「当初の高揚感がなくな り、わずか少数しか見込んでいなかった利下げをECBが今回選んだ理 由について考慮し始めている」と発言。「長期にわたる低金利維持はユ ーロ圏の極めて低い成長局面が長引くことも意味する。欧州は回復する と思うが、予想よりも時間がかかるだろう」と語った。

ECBは政策金利を0.25ポイント引き下げ0.25%にすることを決め た。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査で利下げを 予想したのは70人中3人のみ、残りは据え置きを予想していた。ドラギ 総裁は政策発表後の記者会見で、政策金利を「長期にわたり」低水準に とどめる方針をあらためて表明した。

イングランド銀行(英中銀)はこの日の金融政策委員会(MPC) で、政策金利を過去最低の0.5%に据え置き、資産買い取りプログラム の規模を3750億ポンドで維持することを決めた。いずれもエコノミスト 調査の予想と一致した。

7日の西欧市場では18カ国中12カ国で主要株価指数が下落。独 DAX指数が0.4%上昇した一方、仏CAC40指数は0.1%、英 FTSE100指数は0.7%それぞれ下げた。

原題:Most European Stocks Fall as ECB Lowers Benchmark Interest Rate(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa. Editors: Alan Soughley, Will Hadfield

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