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米ツイッター上場、取引初日の終値は73%高-割高との指摘も

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簡易ブログ運営の米ツイッターの株 価は上場初日の7日に73%急伸した。急成長を約束する同社に期待し、 投資家はプレミアムを支払った。

ツイッター株の終値は44.90ドル。公開価格は26ドルだった。ブル ームバーグの集計データによると、規模10億ドル超の新規株式公開 (IPO)銘柄の1日の上げとしては2007年のアリババ・ドット・コム 上場以来の大きさとなった。ツイッターは7000万株を公開。IPO規模 は18億2000万ドル(約1800億円)だった。

赤字経営のツイッターはユーザー数がフェイスブックの5分の1程 度だが、投資家はモバイル広告など拡大する市場で急成長しそうな企業 に高い関心を払っている。

IPOXシャスター(シカゴ)の創業者、ジョゼフ・シャスター氏 は「ツイッターは手元資金を最大限確保するためにあらゆる手を打った 一方、IPO株の買い手にも一定の利潤を残した」と指摘。「誰もが良 い思いをするよう、取引開始で大きく上昇する必要がある」と述べた。

現在の株価に基づくと、ツイッターの時価総額は249億ドル。ブル ームバーグがまとめたアナリストの14年の予想売上高(11億4000万ド ル)の22倍となる。これに対し、フェイスブックの同様の数字はこの日 の株価に基づくと11.2倍、リンクトインは11.7倍だ。

フェイスブック株は3.2%安、リンクトイン株は4.2%安でこの日の 取引を終えた。

応募倍率30倍

ツイッターは当初、IPO仮条件の下限を17ドルに設定していた。 このような公開価格となったことで、今後は急成長の約束を実現に移す ことが課題となる。ディック・コストロ最高経営責任者(CEO)は利 益への明確な道筋を描けていないにもかかわらず、年間2倍以上のペー スの売り上げの伸びで投資家の関心を引き付けてきた。

事情に詳しい関係者1人によれば、1株26ドルの公開価格で応募倍 率は約30倍となり、公開株の11%に相当する約800万株が個人投資家に 配分された。情報が非公開であることを理由に匿名で語った。通常は10 -15%が個人投資家に配分される。

それでも40ドルを超える株価は「過熱」を反映するものであり、ツ イッターは投資対象としてリスクが高過ぎると、シーカ・ウェルス・マ ネジメントのジェフリー・シーカ社長兼最高投資責任者は語る。

シーカ社長は「非常に高い初値を予想していたが、このような水準 に近づき始めれば、それは完全にフロスだ。この価格レンジを支えるも のは何もない。われわれが安定した初値と現実的に見る水準をはるかに 上回っている」と語った。

ピボタル・リサーチ・グループのアナリスト、ブライアン・ウィー ザー氏はツイッターの目標株価を30ドルに設定し、投資判断を「売り」 とした。同氏はインタビューで、「保有しているのなら売るべきだ」と 語った。

原題:Twitter Surges in Trading Debut After $1.82 Billion IPO (2)(抜粋)

--取材協力:Leslie Picker、Jonathan Erlichman、Ari Levy. Editors: Mohammed Hadi, Pui-Wing Tam

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