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7-9月期米GDP:年率2.8%増、在庫増が寄与-消費減速

7-9月(第3四半期)の米経済活 動は家計支出の伸びが鈍化し、企業の機器への投資は減少した。その一 方で、在庫が大きく増加したため、全体の成長率は市場予想に反し伸び が加速した。

米商務省が7日に発表した第3四半期の実質国内総生産(GDP、 季節調整済み、年率)速報値は前期比2.8%増加した。ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は2%増だった。4 -6月(第2四半期)は2.5%増。

第3四半期の個人消費は1.5%増と、2011年以降で最も小幅な伸び にとどまった。サービスへの支出がここ4年で最小の伸びとなったこと を反映した。エコノミスト予想の中央値は1.6%増。第2四半期は1.8% 増だった。個人消費は米経済全体の約7割を占める。

ファースト・トラスト・ポートフォリオズ(イリノイ州)の副チー フエコノミスト、ロバート・ステイン氏は「鋤を引く馬のようなゆっく りとした経済成長だ」とし、来年の成長加速については「競走馬には勝 てない」と予想した。

 在庫投資は860億ドルと、第2四半期の566億ドルから増加。この結 果、GDP寄与度は0.8ポイントと前期の0.4ポイントを上回った。

在庫を除く最終需要は前期比2%増加にとどまった。前四半期 は2.1%増だった。

在庫に次いで、外需寄与度の伸びが大きかった。ただし、輸出の寄 与度は0.6ポイントと前期の1ポイントから低下している。

一方、内需の減速を背景に輸入の伸びが低下したためGDPへのマ イナス寄与度は0.3ポイント(前期1.1ポイントのマイナス)と、マイナ ス幅が0.8ポイント縮小した。この結果、純輸出の寄与度はプラス0.3ポ イントと前期のマイナス0.1ポイントから改善された。

企業による設備投資は1.6%増と前期の4.7%増から減速した。機器 投資は3.7%減少し、GDPへの寄与度はマイナス0.2ポイントとなっ た。構築物投資は12.3%増と、前期の17.6%増から減速した。

住宅建設は14.6%増加し、GDP寄与度は0.4ポイント。

政府支出は0.2%増。州政府や地方自治体の支出が上向いたことを 反映した。連邦政府支出は強制歳出削減の影響で1.7%減少した。

個人消費支出(PCE)価格指数は、食品とエネルギーを除いたコ アベースで年率1.4%上昇した。

原題:Economy in U.S. Expands at a 2.8% Rate as Inventories Climb (2)(抜粋) Spending Cools in Third Quarter as Inventories Boost U.S. Growth (抜粋)

--取材協力:Kristy Scheuble. Editors: Vince Golle, 西前 明子

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