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今日の国内市況(11月7日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は反落、トヨタさえず心理悪化-素材関連売り、売買代金減少

東京株式相場は反落。通期の業績計画を上方修正したトヨタ自動車 の動きがさえず、市場参加者の心理悪化につながった。トヨタは TOPIXの押し下げ寄与度でトップ。東証1部33業種ではガラス・土 石製品や鉄鋼など素材関連株が下げ、証券や建設も下落率上位に並ん だ。

TOPIXの終値は前日比7.43ポイント(0.6%)安の1184.73、日 経平均株価は108円87銭(0.8%)安の1万4228円44銭。前日から約1割 減った東証1部の売買代金は連日で2兆円の大台を割り込み、先月22日 以来の低水準。

ちばぎんアセットマネジメントの斉藤秀一運用部長は、「期待値が 高かったトヨタの下げが、投資家のマインドを冷やした」と言う。解約 申し込み受付期限を45日前に設定する12月決算のヘッジファンドなど が、「換金売りを出す時期にあることも需給的なマイナス要因」とし、 今月中旬までは日経平均で1万4100-1万4500円程度のレンジで、方向

●債券は上昇、国内株安や長期・超長期債に需要-日銀国債オペも支え

債券相場は上昇。国内株安に加え、長期債や超長期債への投資家の 買いが手掛かりとなった。日本銀行の長期国債買い入れオペや米国の長 期金利の低下も相場の支えとなった。

東京先物市場で中心限月の12月物は前日比5銭高の144円90銭で取 引を開始し、午前は144円90銭台でもみ合いとなった。午後の取引開始 後から水準を切り上げ、一時は145円10銭まで上昇。結局は24銭高の145 円09銭とこの日の高値圏で引けた。

マスミューチュアル生命保険運用戦略部の嶋村哲金利統括グループ 長は、債券市場について「買いが優勢だ。きのうの10年債入札は良い結 果で0.6%の需要を確認した。目先は売りが出ないので年内は金利低下 基調ではないか」と話した。米10年債利回りは目先2.5%近辺とな り、2.3%台は売り場、2.7%台は買い場だと指摘した。

●ユーロが底堅い、ECBの利下げ観測後退-ドラギ総裁会見を見極め

東京外国為替市場ではユーロが底堅く推移。欧州中央銀行 (ECB)の政策決定会合を控えて、利下げ観測の後退がユーロを支え た。半面、ドラギECB総裁の会見を見極めたいとの意向から、積極的 な取引は手控えられた。

午後3時45分現在のユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3526ドル前 後。朝方には豪雇用統計が予想を下回り、対豪ドルで米ドル買いが強ま った影響から、一時1.3501ドルまで水準を切り下げる場面も見られた が、ユーロ売りは続かず、午後にかけてはじり高となった。一方、前日 の海外市場で付けた1日以来の高値(1.3548ドル)に向けてユーロを買 い上げる動きは見られず、午後の戻りは1.3529ドルまでとなった。

外為どっとコム総合研究所のジェルベズ久美子研究員は、ECBの 金融政策について「CPI(消費者物価指数)がすごく低下していたか らといって、即座に利下げが必要なほどユーロ圏の経済の状況が悪いか というとそうではない」と指摘。「ただ、ドラギ総裁の会見での追加利 下げの示唆がポイントで、具体的な示唆があればユーロは売られやす い」とも話した。

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