コンテンツにスキップする

米テスラ株が約21カ月ぶり大幅安、7-9月の販売台数を嫌気

6日の米株式市場で、電気自動車 (EV)メーカー、米テスラ・モーターズの株価が1年9カ月余りで最 大の下げとなった。7-9月(第3四半期)の販売台数が一部予想を下 回ったほか、ゼロ排ガス車の優遇税制に関連する収入が減少したことが 嫌気された。また、10-12月(第4四半期)業績がほぼ横ばいになると の見通しも悪材料となった。

テスラ株の終値は前日比15%安の151.16ドルで、1営業日の下落率 としては2012年1月13日以来の大きさ。販売実績発表前は年初来で5倍 余りに上昇していた。

テスラがウェブサイトに5日掲載した発表資料によると、セダン 「モデルS」の7-9月期の販売台数は約5500台。バークレイズの自動 車アナリスト、ブライアン・ジョンソン氏は5820台、ドイツ銀行のダ ン・ガルベス氏は5850台を予想していた。

IHSオートモーティブの自動車テクノロジー担当アナリスト、フ ィル・ゴット氏はテスラに対する市場の「期待の方が現実より先行して しまった可能性がある」と分析。業績が予想を上回るのが「常態と見な されるようになっている」と語った。

テスラは10-12月(第4四半期)の見通しについて、モデルSの販 売台数は「6000台を若干下回る」と予想、調整後利益は7-9月期と 「ほぼ同程度」になると説明した。

発表資料によると、7-9月期の一部項目を除いた損益は1株当た り12セントの黒字。前年同期は同92セントの赤字だった。ブルームバー グがまとめたアナリスト9人の予想平均は同10セントの黒字となってい た。

販売目標引き上げ

同社によれば、カリフォルニア州や他の州での販売の優遇税制に関 連する収入は1000万ドルにとどまり、4-6月(第2四半期)の5100万 ドル、1-3月(第1四半期)の6800万ドルからそれぞれ減少した。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は5日の発表資料で、 テスラがモデルSの今年の販売目標を2万1500台と、従来の2万1000台 から引き上げたことを明らかにした。昨年は約2650台で、目標としてい た5000台には届かなかった。

7-9月期の売上高は4億3130万ドル(約425億円)と、前年同期 の5010万ドルから急増。純損失は3850万ドル(1株当たり32セント) と、前年同期の1億1080万ドル(同1.05ドル)から縮小した。粗利益率 は21%だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE